肩こりの原因としくみ

肩こりの症状は、頭部から肩・背中にかけての硬くなった感じ、重だるい・張り感・痛みなど、感じ方には個人差があります。
他人から、「肩がこっていますね。」「首の筋肉がカチコチだね。」と指摘されて、初めてこりに気が付く人もいます。
長年、常に肩こりを感じている、パソコンを使用した時だけ肩こりを繰り返している、年に数回程度肩がこるような気がする、というように、その頻度もまちまちですが、ひどい慢性肩こりで悩んでいる人も多いです。

肩こりの原因

どのような時に肩がこるかを自覚している人もいれば、よくわからないが、いつのまにか肩に力が入ってしまい、こってきてしまう、という人もいます。
肩こりを引起す原因となるものには、次のようなものが挙げられます。

姿勢によるもの

デスクワークの方は実感する機会も多いかと思いますが、長時間のデスクワークで肩こりが強まってしまうケースがあります。
特定の筋肉が収縮し続け姿勢を支える筋肉の働きが低下してしまい、頭部や腕を支える頚部の筋肉に負担が生じます。
同じ姿勢から解放される機会が少ない場合、肩こりを起こす筋肉の血行不良も続いてしまうことになります。

精神的な緊張によるもの

精神的なストレスにより、体を緊張させる交感神経系の働きが優位になり、首・肩周辺や背中上部の筋肉が硬くなってしまうことがあります。
連日、精神的な緊張にさらされると肩こりが慢性化する可能性があります。

手、腕の疲労によるもの

肩こりの人は、頭部、頚部、肩などを含めて、アンバランスになり筋肉の機能低下が起きている場合が多いのですが、それは不良姿勢につながり、さらに手・指の動作に負担をかけることがあります。
その二次的な影響によっても、肩こり状態から脱しにくくなる可能性があります。

目の疲労によるもの

繰り返しピントを合わせなくてはならないような細かい作業が続いた場合、焦点を調整する筋肉が酷使されその機能が低下することがあります。
すると、肩こりを起こす筋肉が緊張するように作用することがあり、肩こりや首スジの張りを生じることがあります。
目を酷使する際に、精神的緊張が加わると自律神経系を乱すことにもつながり、肩こり悪化やストレスによる視力低下も招きやすくなります。

冷えなどの温度に関するもの

寒い場所にずっと居た場合、体には自然と力が入り、毛細血管を収縮させ体温を逃がさないように反応します。
夏に冷房のきいた部屋で過ごす時、冷たい風が肩周辺に直撃している場合は、自律神経系も乱れてしまい、肩こり悪化に要注意です。

肩こりのしくみ

肩こりは日常生活の中からの、ストレス反応のひとつと言えると思います。
自分にとって無理のかかる姿勢や動作などの関節や筋肉にかかる負荷や、仕事が忙しすぎたりプレッシャーなど、何かを乗り越えるために神経が刺激され、肩こりに関わる筋肉が緊張します。
本来自分の身を守るための反応なのですが、それが結果として、肩こりに関連する筋肉の緊張を生んでしまい、肩こりで不快な思いをして、それが肩こりの慢性化へ繋がるということが考えられます。

<肩こりはこうして繰り返される>
1. デスクワークで長時間同じ姿勢で体に負担をかける、精神的なストレスで悩まされるなど、体に良くない刺激が入る。
2. 自律神経系が乱れ、体を緊張させる交感神経系の働きが優位になる。
3. 血管が収縮し、血行が悪くなり筋肉の緊張が強まる。
4. 筋肉への血流が悪くなり、筋肉が酸欠状態になってしまう。
5. 痛みの物質が産生され、神経が刺激され、不快感や痛みとして感じてしまう。
6. 痛みや不快感によって、さらに筋肉の緊張が起こり肩こりが慢性化していく。

肩こりの原因としくみがわかれば、対策や予防法が見つかります。

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