
共同通信社 2014年5月16日(金) 配信
世界保健機関(WHO)2014年版の「世界保健統計」によると、2012年の日本人の平均寿命は、
女性が87歳で1位、男性は80歳で8位。
男女合わせると84歳で、世界1位を維持したことがわかった。
また、男女合わせた平均寿命が最も低かったのは、西アフリカのシエラレオネで46歳。
レソトが50歳、アンゴラ、中央アフリカ、チャドがそれぞれ51歳と、アフリカ諸国で平均寿命の低さが目立った。
現在、世界の平均寿命は70歳で、女性は73歳・男性は68歳。
日本が世界1位の長寿国をキープできたことは誇らしくまた喜ばしいことだが、
日本人の健康寿命は、男性70歳、女性73歳と意外にも短い。
健康寿命を伸ばす努力と工夫を、若いうちから心掛けたいものだ。
※健康寿命とは、日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間のこと。
健康寿命と平均寿命の差が大きいことは、日本の医療の質が高いことと、ほとんどの国民が皆、医療を受けることができることを意味するが、世界1位の超高齢化社会に突入した今、健康寿命を伸ばしていくこと(病気にならない努力と工夫)は、医療費抑制という点からも、ひとりひとりが真剣に取り組んでいかなければならない。