本当は危険な新卒との会話集

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5月、新卒社員が部署配属され始め、いったいどんな風にコミュニケーションを取っていくべきか迷っている上司の方も多いのではないでしょうか?
厚生労働省の労働者健康状況調査では、現在の仕事や職業生活に関することで強い不安、悩みストレスとなっていると感じる事柄があるとした労働者の割合は 60.9%と年々上昇の傾向です。
また、強い不安、悩み、ストレスを感じる事柄の内容では「職場の人間関係の問題」が41.3%ともっとも多く、人間関係がいかに根深い問題となっているかを知ることができます。
せっかく入った新入社員が、またはせっかく育てた新人が、人間関係がきっかけでやめてしまうということがあっては、会社としても大きな痛手。
円満にコミュニケーションを取っていくにはいったいどういったことに心がけたらよいのでしょうか。

アンケート結果

2013~2014年に新卒で会社に入った男性200人を対象にR25がアイリサーチの協力でアンケートを行いました。
先輩との会話でうんざりした内容はなんだったか、というもので、回答は下記の通りです。

■職場の先輩から何度も振られてうんざりした先輩トークTOP5

1位 「彼女いるの?」「草食系?」など恋愛事情を突っ込むような話題(25.0%)
2位 「もしかして平成生まれ?」など、年齢差を強調するような話題(18.0%)
3位 「なぜウチの会社に入った? 志望動機は?」など、面接のような質問(15.0%)
4位 「円周率いくつだった?」など、「ゆとり教育」をバカにするような話題(11.0%)
4位 「最近の奴は、酒の付き合いができない」など、深酒をしないことを非難するような話題(11.0%)

さまざまな問題

●第1位の「彼女いるの?」といった質問はセクハラに当たる可能性があります

男女雇用機会均等法ではセクハラを「職場において行われる性的な言動に対するその雇用する労働者の対応により当該労働者がその労働条件につき不利益を受け、又は当該性的な言動により当該労働者の就業環境が害されること」と定義されています。
簡単に言えば「相手が不快に感じる性的な言動」。
彼女いるの?彼氏いるの?といった内容はプライベートな内容にあたり性的な話題にも発展しうる内容です。
踏み込んだ内容まで聞かれることで、性的な対象として見られているのではないかという観点等から社員は不快に感じることもあり、可能な限り避けることをお勧めします。

●第2位、4位の年齢や「ゆとり教育」に関する発言はパワハラにあたる可能性があります

パワハラは、以下の4つをもとに判断されるケースが基本です。

① 職務上の地位や人間関係の優位性があり、手段である
② 業務の適正な範囲を超えた命令
③ 認可区・人権を否定する言動によって
④ 精神的・身体的苦痛を与える、職場環境を悪化させる

たとえば「ゆとり教育」が個人に対して「ゆとり教育だから厳しくしなくてはならない」という発言となってしまっていた場合、パワハラであると認識されてしまう可能性があります。
ゆとりだからこうする、という内容によって認可区・人権を否定する言動であるととらえられてしまうということです。

●第4位「深酒をしないことを非難」はアルハラに関係します

この発言から、逆に深酒を強要されたと相手が受け取り、飲めないお酒を大量にのんでしまったとしたらどうでしょうか。
上司に無理やりお酒を飲まされたということはアルハラとしてトラブルに発展する可能性もあるでしょう。
たとえばそれが「上司のいうことが聞けないのか!」と脅迫して無理矢理お酒を飲ませたと判定されてしまえば、強要罪として3年以下の懲役となりますし、結果急性アルコール中毒となってしまったなんてことがあれば30万円以下の罰金が科される可能性もあります。
もちろん実際の状況によって変わりますが、アルハラも十分処罰の対象となることを認識しておきましょう。
新卒社員が避けたくなる内容は総じてハラスメントにつながっていく可能性のある内容であるということはおわかりいただけたでしょうか。
もう一度自分の発言を思い返してみてください。
信頼しあえる上司、部下の関係を気づいていくことが大切です。

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