カビと健康障害

全国的に梅雨入りし、ジメジメした季節の真っただ中ですね。
この時期、特に気になるのが「カビ」ですが、実際には、カビは1年中発生可能です。
カビと言えば「美観を損ねる」、「カビ臭い」、あるいは「食べ物にカビが生えてしまった」という負のイメージを持っている方は多いでしょう。
実はこのカビ、私たちの健康へもざまざまな影響があります。

カビによる身近な健康障害

①カビが繁殖した食品を食べて起こるカビ毒中毒症
少しお腹を壊してしまったり、嘔気・嘔吐などの消化器症状が出ることが多いです。
また、カビの中には、発ガン性のあるものや、腎臓や神経に対して、毒になる物質を作る種類もあり、食べないよう気を付つけましょう。

②カビ菌が皮膚から浸入して病変を起こす真菌症
(水虫やおむつかぶれ等が代表的)
単に発生しやすい環境(状況)だけでなく、増殖しやすい状況も重なると、悪化しやすくなります。
水虫の場合は、家庭内で感染が広がることや、外見上の問題、治りにくいといった特徴があります。

③呼吸や経口から体内に侵入して障害を及ぼす真菌感染症
(アレルギー性鼻炎や喘息、肺炎など)
空気中のカビを吸い込んでしまうことで起こることがほとんどで、アレルギー疾患のもとにもなります。
たとえば、エアコンをはじめとした空調機器のフィルターの汚れなどが原因で、空気中にたくさんのカビ胞子が飛散した場合には、過敏性肺炎になることも。

気を付けたい日本の環境

5~35℃前後であれば、カビは十分に発育できると言われており、日本の一般住宅の平均温度はこれに当てはまります。
また、カビ自体は、常に空気中に存在しているもの。
特に、水や埃がたまりやすい所、手が届かない場所、あまり使用せずに、押入れなどにしまってあるものに生えやすい特徴があります。

カビ対策

(基本原則)
・結露や水滴などが付着していたら、拭き取る
・通気性を良くして、水蒸気は外へ出す
・合わせて、除湿を行うと良い
・よく乾燥させる

(家庭での具体例)
●久しぶりにエアコンを使う時
→ フィルターを交換(またはしっかり掃除)する

●布団や洋服の衣替えをする時
→ 定期的に天日干しして、殺菌の効果を得る
衣替えした衣類も、干す、または風を通すようにすると良いでしょう。

※カビは発生して、目に見えているもの以外に、空気中に浮遊しているものも、とても多い
※エアコン等のフィルターの汚れには、特に注意が必要
※小さいお子さんがいる家庭、抵抗力が下がっている家族がいる、アレルギー体質(アトピー性皮膚炎含む)の家族がいる等の場合は、細心の注意が必要

ジメジメを強く実感するこの季節ですが、カビ自体は1年中発生しやすく、存在します。
対策次第で、健康への被害は予防、もしくは最小限に抑えることができます!

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