
今や労働災害は広く周知されてきましたが、
労働災害による死亡者数が年間1,000人超えているのをご存知でしょうか
(厚生労働省働災害発生状況平成24年)
労働災害による死亡事故は、新聞やニュースなどでも多くは取り上げられませんが、
実際には1,000人以上の方がお亡くなりになっています。
このような状況の中で、まず取り組まなければいけないのが
労働安全衛生法を働くすべての人に浸透させることです。
労働安全衛生法は、従業員(労働者)の安全と健康を守り、
労働災害を防止することを目的としています。
従業員が日々良好な健康状態を保ち、
安全な環境のもとで働く、
一見当たり前のように思えることが、
実は労働安全衛生法に定められているルールによって守られているのです。
労働安全衛生法は、人事や労務担当者だけでなく、
すべての働く人々が知っておくべき法律であると言え
とくに現場のリーダーは、労働安全衛生法をよく理解し、
意識しながら職務にあたる必要があります。
なぜなら、事故が起こったときに、
現場のリーダーは、この法律を
「知らなかった」では済まされないのです。
労働安全衛生法は、専門的な用語が多用されています。
また、関係省令や告示の数も膨大です。
難解な法律というイメージはあながち否定できません。
しかし、労働安全衛生をしっかりと認識することで、
従業者の安全・作業の安全確保に役立ち、
事故を未然に防ぐことができます。