手足の乾燥
- 2014/1/12
- 病状・症状

寒く、乾燥した季節が続きますね。
冷え切った体を温めるためにお風呂に入ったものの、
寝る前になると手足や背中が痒く、皮膚を見るとカサカサ・・・。
女性だけでなく、男性もこの時期、
乾燥に悩まされる方が少なくないのではないでしょうか。
実は、皮膚はお風呂に入ると乾燥します。
お風呂に入るだけで皮脂は落ちますし、
その上体をボディシャンプーで洗うと、更に皮脂が落ちてしまいます。
そして入浴後たった10分で、皮膚は入浴前と同じ乾燥度合いとなり、
その後は更に乾燥してしまいます。
では、乾燥肌が気になる人は、どのように入浴をすればよいのでしょうか?
1.入浴は40度程度の、「ややぬるい」と感じる温度で。
2.入浴時間は長すぎないように。極度に乾燥する人は5分程度が目安。
3.浴槽に入ると皮脂がさらに落ちるので、入浴前に体を洗う。
4.体を洗うときは、泡を手で伸ばして優しくあらう。ゴシゴシしない。
5.入浴後5~10分以内に必ず保湿を!!それ以上の時間が経ってしまうと、
保湿の意味がありません!!
6.白湯のお風呂(何も入れないお風呂)ではなく、入浴剤や重曹などを入れると
乾燥しにくい。
※硫黄の入った入浴剤は、極度の乾燥肌の人には刺激になるので注意!!
夜間の乾燥による痒みは、安眠も妨げますね。
お風呂の入り方1つで、だいぶ乾燥は軽減されるようです。
ご自身だけでなく、小さなお子様やご家族のスキンケアにも、
是非この方法をご活用くださいね。