HIV検査普及期間について

6月1日~7日は、HIV検査普及期間。
これを受け、6月1日から30日までの1ヶ月間を、「HIV検査・相談月間」と定めている自治体も多く、その期間限定で夜間の即日検査を行うところもあるよう。
さて、数ある感染症の中でも、HIVとは自分にはあまり身近じゃないようなものの気がしないだろうか?
また、「HIV=死」というイメージをお持ちの方も多いだろう。
確かに、1990年代後半までは、HIV=死というのはあながち間違いではなかった。
しかし、現在は治療効果の向上に伴い、早期に感染に気付き適切な治療を受ければ、長期療養が可能な病気となった。

HIVって何?

HIVとはウイルスの名前でヒト免疫不全ウイルスのこと。
病原体から身体を守るのにとても重要な役割をする、「Tリンパ球」や「マクロファージ」等に感染し、免疫力を低下させる。

エイズ(AIDS)って何?

HIVに感染した結果、免疫に必要な細胞が体内から徐々に減り、普段は感染しない病原体にも感染し、様々な病気を発症する。この状態を、エイズ(後天性免疫不全症候群)という。
代表的な23の疾患が決められており、これらを発症するとエイズと診断される。

≪原因と感染経路≫
主な感染経路は性的接触であり、他、血液感染母子感染がある。
HIVに感染すると、血液・精液・膣分泌液・母乳に多く分泌される。
唾液・涙・尿などの体液では、ヒトに感染させるだけのウイルス量は分泌されていない。

≪HIV検査について≫
血液中に、HIVに対する抗体があるかどうかを調べる「抗体検査」が一般的だ。
全国のほとんどの保健所や自治体の特設検査施設で、無料・匿名で受けることができる。
多くの施設は1~2週間に一度、平日の昼間に実施しているが、平日夜間や土日に行っている施設もある。
また予約が不要の所、必要な所もあるため、まずはこちらの「HIV検査・相談マップ」で検索し、受ける施設を選択してほしい。

厚生労働省のエイズ動向委員会は5月23日、2013年に新たに報告されたHIV感染者と、エイズ発症患者数の確定値を発表した。
それによると、新たに報告された感染者数・患者数の合計は1590件で、2008年以来5年ぶりに過去最多を更新した。
新たな患者報告数は30代以上が多く、ここ3年で伸び率が高いのは50代以降となっている。これを受け、エイズ動向委員会は若年層のみでなく、50代以上の年齢層においても検査の必要性を訴えることを重要課題としている。

症状が出て、初めて感染に気付く方が多いこの病気。
だが、はじめにもお話しした通り、早期に発見し適切な治療を受ければ、長期療養が可能なのだ。
感染の可能性のある時期から3か月経っていても、HIVに感染していれば1か月位から陽性になるため、検査を受ける意味は十分にあるといえる。
自分の不安を解消するためにも、不安に思った際は、まずは一度検査を受けることをお勧めする。

 

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