危険の可視化

小売業に従事する方は業務中、通路に置いてあるものにつまづいたり、ドアの開く範囲の目測を誤りぶつかったり、階段を踏み外し、落ちそうになったことはないでしょうか。
労働災害の約1割は小売業で発生しており、その占める割合は徐々に増加しています。
そして小売業での労働災害の約3割が、物へのつまづきや、滑り等の転倒災害なのです。
では、この災害を防ぐために私たちは何をすればよいのでしょうか。
つまづきや転倒の原因の一つとして、普段は視覚として捉えることが難しく、あまり気にしていないようなことが挙げられています。
こういった、視覚で捉えにくい職場の危険を明示化するための方法、それが「見える化」です。
「見える化」は、「危険認識」や「作業上の注意喚起」をわかりやすく知らせることができるうえ、社員へ周知しやすく、安全確保のためにとても有効な方法です。

対策例

以下では「見える化」の対策例を紹介します。

1.ドアの開閉範囲の明示
その範囲に身体が入らないよう床に印を付ける。

2.蛍光テープを貼る
死角にある台車や、荷物が置いてある場所に貼る。

3.ミラーの設置
曲がり角等の衝突しやすい場所に置く。

職場内に潜んでいる危険を「可視化(見える化)」することで、業務中の災害を減らすことができます。
また、職場内でどこに危険が潜んでいるのかを確認するための手段として、「危険マップ」に書き起こすことも、災害を避けるために有効な手段となり得るでしょう。
「危険マップ」には、以下の項目等を記入してください。

・ 過去に災害が発生した箇所
・ ヒヤリ・ハット事例の多い箇所
・ 危険予知活動で注意が必要とされた箇所
・ 職場巡視で指摘があった箇所

作成したマップは休憩室等の、従業員全員が確認できる場所に掲示し、注意喚起や安全意識の向上に役立ててください。
労働災害を防止するためには、潜在的な危険を事前に把握したうえで、従業員全員に周知させる必要があります。
皆さんの企業でも「見える化」を導入してみてはいかがでしょうか。

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