
保健指導で伺うと「消化の良い食べ物って何ですか?」と質問いただくことがあります。
消化の良し悪しは何で決まるのでしょうか?
消化が良い・悪い
消化の良し悪しを決める要因…それは、ずばり「消化時間」です。
「消化が良い=消化時間が短い」ということになります!
参考までに「消化の良い食べ物・消化の悪い食べ物」を上げます。
消化の良い食べ物
・ おかゆ、蒸しパン、うどん、にゅうめん
・ 豆腐、豆乳、卵、ささみ、鶏ひき肉、はんぺん
・ 大根、キャベツ、かぶ、里芋、バナナ、りんご
消化の悪い食べ物
・ コーンフレーク、そば、さつまいも
・ 脂の多い肉、ソーセージ、イカ、タコ、牛乳
・ こんにゃく、ごぼう、きのこ、キュウイ、梨、柑橘類
※ にんにく、唐辛子、コーヒーなどの刺激物も避けましょう。
「消化の良い食べ物を」を言い換えれば「軟らかくて、食物繊維が少なくて、脂が少ないもの」だとわかりますね。
消化が悪い食べ物にもメリットが
消化の悪い食べ物には「腹持ちが良い」「血糖値をゆるやかに上昇させる」というメリットがあります。
※ 血糖値をゆるやかに上昇させるというのは、ダイエットに大事なポイントです。
また、そもそも消化不良になってしまった原因をとりのぞくことも大切です。
食べ過ぎや飲みすぎは、胃酸の分泌が乱れます。
早食いは、食べ物が噛みくだかれないまま胃に運ばれるので、消化に時間がかかります。
食後の運動は、血液が手足に流れ、胃や腸が消化に必要な血液を少なくしてしまいます。
ストレスは、自律神経のバランスを崩し、胃腸の機能が低下します。
食欲の秋!ごはんをおいしく食べて過ごしてくださいね。