産業医の選任

厚生労働省は5年ローテーションで、労働安全衛生基本調査を行っている。

この調査は、事業所が行っている安全衛生に係る活動及び、実施状況の実態を把握するために行われている。
また同時に、そこで働く労働者の労働災害防止に対する意識を把握し、
今後の労働安全衛生行政の基礎資料の役割も担っている。

調査事項は、事業所調査と労働者調査の2つがあり、
それぞれに更に細かい事項が設定されている。

この事項の中には、産業医に係るものも設けられている。
平成22年度の調査によると、産業医を選任していない理由として、次の点が挙げられている。

1.近隣に引き受けてくれる医師がいない(12%)
2.産業医の委託費用を負担する余裕がない(25%)
3.選任する義務があることを知らなかった(24%)

上記のような理由で産業医を見つけることが出来ていない企業様も多いのではないだろうか。

産業医を選任が出来ない現状があることは事実だ。
しかし、本来産業医は選任すべき事由が生じてから、14日以内に選任しなくてはならない。
例え14日以内に選任できない場合でも、決して放置して良い訳ではない。

産業医を選任しない場合のリスク

産業医設置を放置した場合のリスク

産業医の選任義務があるのに、メンタル不調者もおらず、必要がないからと独自に判断して、
選任していなければ、自らとても大きなリスクを招いていることとなる。

ご存知の通り、企業には安全配慮義務がある。
従業員が50名を超えている事業場で、産業医を選任していないということは
それだけで安全配慮義務違反となり得る。
もし、産業医を選任しなければいけないが、
今回取り上げた理由等により選任が困難な場合は、弊社にご相談を頂ければ幸いである。

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