通勤時間と健康の関係
- 2013/2/15
- 労働環境

保健師が面接で使う用紙の中には、起床時間と就寝時間の他に通勤時間電車という欄があります。
通勤時間が健康にどう作用するか
特に首都圏では、車通勤が難しいこともあり、電車で1時間、1時間半かけて通勤するケースが増えています。
なぜ通勤時間を伺うかというと、退社時間が早くても、通勤時間が長ければ夕食の時間が遅くなったり、帰宅後リラックスする時間が少ないからです。
1998年に公開された通勤時間が健康に及ぼす影響を調べた論文では以下のことがわかっています。
電車通勤時間が長くなると、睡眠時間が減り、飲酒量が増える傾向にあった。
電車通勤時間が長くなると、肩こり・腰痛が増える傾向にあった。
電車通勤時間と健康診断の結果には関連性は見られなかった。
通勤時間が長い方は、肩凝り・腰痛を予防するストレッチをこまめに行ったり、睡眠の質を上げるための工夫を行いましょう。