新入社員のメンタルヘルス
- 2013/3/28
- メンタルヘルス

月曜日から職場に新入社員が入ってくる企業も多いのではないでしょうか?
働く皆さんが必ず経験する新入社員時代。
現実に戸惑う
新入社員の大半は、仕事内容や職場環境に対する期待で胸が膨らんで、「がんばらなくちゃ!」と張り切って入社してきています。
しかし、社会に出て初めて直面する「職場」や「仕事」の現実に、戸惑うこともあったのではないでしょうか?
学生の頃に、試験の前に頑張って勉強した経験がありませんか?
「頑張って勉強をすれば、試験の成績が上がる」という努力が結果となって現れるので、頑張りがいがありましたよね。
でも、社会に出るとそうはいきません。
頑張っているのに結果が出ないことはよくあります。
企業や人を相手にしている仕事が多いので、自分がどんなに頑張ってもすぐに結果が出るものではありません。
多くの新入社員が、この現実に戸惑いを感じ、空回りをしがち
職場も思っていたものと違うし、仕事の内容も憧れていたものと違う……。
残業ばっかりで自分の時間も持てない。
先輩たちはみんな忙しそうで、相談なんかできないし、同期の人たちはみんな充実してそうだけど、自分は何もできない。
失敗すると、周りの人や先輩たちに、「あいつはダメだ」と思われるんだろうな……。
このように、理想とは違う現実を受け入れられなくなったり、自分が悪く思われていると思い込んだり、会社を辞めてしまいたいなどと考えてしまうことがあります。
ストレスへの対処がうまくいかないと、メンタルヘルス不調に陥ってしまうことも多くあります。
ストレス対処法の3つのメカニズム
上手にストレスとつきあっていく上で、この3つのメカニズムをよく理解する必要があります。
・ ストレスを跳ね返す
自らの努力・精神力により、そのつらい状況を我慢して、「とにかく締め切りまで一生懸命働いて、締め切り日に間に合わせる」ということにより、ストレスから解放されることがあります。
・ ストレスを逃がす
「完璧な仕事」を自分に強いるのではなく、「明日までに80%まで仕上げておけば上司は満足してくれるだろう」と発想を転換することで、ストレスを軽減させる、という方法がこれにあたります。
・ ストレスを抜く
旅行にいく、スポーツをする、友人とおしゃべりをする、買い物をするなど仕事から離れた環境に身を置き、仕事とは違う物事に触れたりすることで、「ストレスを抜く」ということが可能になります。
いわゆる「ストレス発散」です。
まず自分自身がこの3つのメカニズムにどう取り組んでいるのか、ストレス対処の特徴や傾向を把握することが大切です。
自分自身のストレス対処法への特徴や傾向を知ったうえで、これらの3つのメカニズムを、バランスよく生活に取り込んで、実践していきましょう。