目の病気で最も恐ろしいのは失明することだが、そのリスクがある病気の一つが「緑内障」。
緑内障は、40歳以上の20人に1人が罹患する、きわめて身近な病気でもある。

緑内障とは

緑内障とは眼圧の異常な上昇により、視力や視野の障害が起こることをいう。
眼圧は房水(目の中を満たしている水:涙を含む)の産生、排出のバランスがとれることにより、一定に保たれている。
涙などの通り道が狭くなったり、塞がったりすることで、眼圧が上昇する原因となる。
(眼圧正常値:10~21mmHg)

現在、後天性失明の原因の第1位である。

症状

●視野異常
視野は鼻側から欠けていくことが多いため、本人は気づかないことが多い。
気付いた頃にはかなり進行していることもある。

●視神経乳頭陥凹
視神経が圧迫されることで、その圧迫に耐えられず、視神経が凹んでしまう。
眼底検査では、視神経の部分が白っぽく見える。
健診で眼底に異常が見られたという場合、このように視神経が白っぽく見えていることが多い。
視神経乳頭陥凹を指摘されても、生まれつき視神経陥凹が深い「生理的視神経陥凹拡大」の人もいる。

●眼痛
発作を伴う緑内障の場合、激しい痛み、頭痛、吐き気などが生じる。
発作時以外でも、視野欠損による眼精疲労から、痛みが生じることもある。

対策

●日頃から見え方を確認する
緑内障は自覚症状がでにくいので、自己チェックが大切だ。
両目で見ていると視野異常に気付きにくいため、交互に片目づつ見え方を確認しよう。

●早めに受診をする
緑内障による視野欠損は一度欠損が生じると、その部分はほとんど回復がみこめない。
いかに早期発見・早期治療をし、進行を防ぐかが重要になる。
異常を指摘されたり、感じたら、すぐに受診しよう。
また、遺伝性のある緑内障もあるため、家族に緑内障の方がいる場合は、一度詳しい検査を受けてみることをお勧めする。

●無理をしない
過労、ストレス、暴飲・暴食なども発作の誘因となる場合がある。
自分自身をいたわってあげることは、どんな健康にもつながる、大切なことだ。

緑内障は自覚症状がでにくい上に、失明にも至る大きな病気だ。

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