対人関係と共感力

サッカー日本代表JFAがW杯サッカー出場を決めた6月4日夜に、
東京渋谷ハチ公でユーモアを交えて若者にマナーを
守るよう呼びかけた「DJポリス」こと第9機動隊広報係の2人に
警視総監賞が授与されるというニュースは目にした方も多いのではないでしょうか?
DJポリスの誘導呼びかけアフターダークに、集まっていたサポーターが返事を返すなど、
まるでちょっとしたライブのコール&レスポンスのような場面が
TVテレビのニュース映像で流れていて、なんだかほっこりした気分になりました。

2002年のW杯の際には、8,000人もの警察官を配置したにも関わらず、
逮捕者すら出てしまった同じ場所で、今回はなぜ大きな騒動もなく済んだのでしょうか?

その鍵は「共感力」にあるのです!

何かをして欲しいと思ったとき、一方的に意向を伝えるのと、相手の意見や考え、悩みといったことを
汲み取った上で意向を伝えるのでは、反応は全く違ったものになります。

一方的に意向を伝えて押さえ込もうとしたのが2002年の警察官

現場の状況と空気を読んだ上で意向を伝えたのが今年のDJポリス

と例えると解りやすいのではないでしょうか?

「W杯出場が決まって嬉しいサポーターの気持ちをきちんと理解していますよ」
「警察官だって嬉しい気持ちは一緒なんですよ」
  ということを訴え、その上で
「怪我や事故を防ぐために誘導にしたがってゆっくり移動してください」
「道を広く開けてください」
  という意向を伝えたため、
  聞いている側も
「自分たちのこともわかってくれているんだな」
  と感じ、不快感を覚えることもなく自然と聞き入れることができた好事例といえるでしょう。

さて、この共感力は、普段の仕事の場面でも大きな力を発揮します。

会社の仕事で、全て自分ひとりで完結する仕事というものはほとんどありません。
仕事をしていく上では、自分の周囲のお客様や上司、先輩、同僚、後輩、部下などとの関わりは必ず発生します。
言い換えると、周囲との関係性の中で、仕事は進んでいくということです。
つまり、私たちが仕事を円滑に進め、仕事の成果をより高いものにするためには、
周囲との関係性を良好にすることがとても大切なことなのです。
この周囲との関係性を良好にする力が、「共感力」です。

共感力を強化するには、まず「共感する」力を身に付けることから始めましょう。
相手や周囲の人たちのことを尊重し、受け入れる姿勢を持つことです。
尊重して受け入れるといっても、相手の存在を認めてあげるということであって、
何でもかんでも相手の言うことに付和雷同することではありません。

ここは要注意です!

そのためには、自分の目線や立場だけでなく、相手の目線や立場にたって
物を見て考える姿勢を身に付けることが重要です。
人間は誰でも「認められたい」という願望を持っています。
相手から認められればモチベーションもあがりますし、相手のことも認められるようになります。
このように「共感する」力を向上させれば、同時に「共感される」力も向上していきます。

何かを依頼するとき、一方的に押し付けてはいませんか?
この機会に是非、もし自分が頼まれる立場だったらどんな風に頼まれたら
気持ちよく引き受けられるかを考えてみましょう。
そして、その頼み方を実践してみてください。

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