歯の健康~歯周病対策~

皆さんは、日頃からデンタルケアを行っていますか。
歯は、人間の生活の質に関わるとっても重要な部位といわれてます。
今回はそんな歯の健康にとって重要な歯周病についてご紹介します。

歯周病とは

歯周病とは、歯垢(プラーク)の中にいる「歯周病菌」に歯が感染して、血が出たり、歯茎が腫れたり、歯が抜けてしまうこともある病気です。
また、体のさまざまな部位にも悪影響を及ぼすこともあります。
厚生労働省が行った調査では、成人(30~64歳)の約8割が歯周病に罹っているという結果がみられました。
歯周病は私たち日本人の“国民病”とまでいわれている病気なのです。

歯周病の原因

お口の中には500~600種類もの細菌が住むといわれています。
そして、そのうちの約20種類が歯周病の発症や進行に特に関係しているとされています。
また、歯周病は直接因子であるプラークの他に、先天的なある種の遺伝疾患や糖尿病などの全身疾患、さらにストレスや食生活、喫煙などの環境因子が関与する場合も多いです。

歯周病の健康への影響

■狭心症・心筋梗塞・脳梗塞

歯周病菌などの刺激により、動脈硬化を誘導する物質が出ると考えられています。
そのため、血液の通り道が細くなってしまったり、詰まってしまったりすることにつながり、狭心症や心筋梗塞のリスクが高くなります。
また、脳梗塞のリスクも高くなると考えられており、歯周病の人はそうでない人の2.8倍脳梗塞になりやすいといわれています。
血圧、コレステロール、中性脂肪が高めの方は、動脈疾患予防のためにも歯周病の予防や治療は、より重要です。

■糖尿病

歯周病は以前から、糖尿病の合併症の一つといわれてきました。
さらに最近、歯周病になると糖尿病の症状が悪化するという逆の関係も明らかになってきています。
つまり、歯周病と糖尿病は、相互に悪影響を及ぼしあっているのです。

■メタボリックシンドローム

詳しいメカニズムは解明されていませんが、歯周病の病巣から放出される歯周病菌由来の毒素などは脂肪組織や肝臓のインスリン抵抗性を増加させ、血糖値を上昇させます。
また、この慢性炎症が個体の老化を促進するという論文も発表されています。
このように歯周病とメタボリックシンドロームの関連性が注目されているのです。

歯周病の予防

歯周病の予防・治療はプラークコントロールが基本中の基本です!
歯周病になるまでの過程は、「食べかす → 歯周病菌が集まる → 歯垢 → 硬くなる……歯石」という流れをたどります。
つまり、食べかすを貯めないことが重要ということです。
歯石になると歯ブラシで取り除くのは困難であるため、歯科医院で定期的に除去してもらいましょう。
また、歯ブラシだけで落とすと除去率は50%ほどですが、歯ブラシに加えてデンタルフロスを使うと、除去率は99%まで上がるという調査結果もでている。
歯ブラシと併用して、歯間ブラシやデンタクロスを活用することが重要です。
ただし、歯間ブラシやデンタクロスは使用方法によっては歯肉を傷つけてしまうことがあるので、初めて使用される場合には、歯科医院でご相談していただくことをオススメします。
毎食後歯磨きをするのが望ましいが、どうしても朝食後、昼食後に歯磨きをする時間がないという方は、「うがい」だけでもするようにしよう。
特に、就寝時に多くの菌が繁殖するといわれています。
最低限、寝る前の歯ブラシと歯間ブラシ・デンタクロスはしっかり行うように心掛けよう。

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