不眠とタバコの関係

健康を維持するためには、食事や運動などと同じように、睡眠も大切な要素の一つ。
睡眠が量的・質的に低下すると、それが仕事や社会生活、健康に支障をきたすことも少なくありません。

不眠とタバコ

JTが行っている「全国たばこ喫煙者率調査」では、全国の喫煙者率は次のとおりです。

男性:32.7%
女性:10.4%
(2012年5月時点)

喫煙者の方からは「吸うと頭がすっきりするような感じがする」、「気持ちが落ち着く」といったことを多く聞ききます。
この前者の覚醒作用、後者の沈静作用は、一見相反するものだが、ニコチンはこの両方の作用を併せ持っているのです。
「夜寝る前に一服すれば、リラックスしてよく眠れる」と話される方は、後者の沈静作用を期待して吸われているのかもしれません。
しかし、この2つの作用のうち、より強く現れるのは 「覚醒作用」です。
そのため、寝タバコは逆効果なのです。

睡眠に与えるニコチンの作用

タバコに含まれるニコチンには、アドレナリンの分泌を促して脳を覚醒させる働きがあるため、体は活動モードに切り替わり、血圧や心拍数は上昇します。
血圧と心拍数が上昇するということは、体が激しい運動をした状態と同じになっていることを意味します。
そして、寝つきが悪くなり、眠れたとしても深い眠りが得られなくなってしまうのです。
一方、午前中や昼間に吸ったタバコは夜の睡眠にはあまり影響しません。
しかし、ニコチンの覚醒作用は数時間続くことから、就寝前のタバコは寝付きを悪くし、 安眠・快眠を邪魔してします。
ニコチンの覚醒効果は即効性があり、また身体が通常の状態に戻るまで1時間は持続します。
ヘビースモーカーの場合だと、ニコチンの覚醒作用によって寝付きが悪くなるだけでなく、ニコチン切れによっても途中で目が醒めてしまうこともあります。

快眠のために

・ 就寝1~2時間前の喫煙は避ける
・ 夜中、ニコチン切れで起きてしまうほどのヘビースモーカーであれば、睡眠を良くするという観点からも禁煙
⇒ ただし、禁断症状のため夜中に目が覚めてしまう場合は、自力での対処が難しいため、禁煙外来を受診し、主治医と相談の上取り組みましょう。
⇒ ニコチンパッチを使用することで、夜中の覚醒回数が減ることが確かめられています。
快眠のため、まずは睡眠時間前のタバコを控えてみるところから始めてみませんか。

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