
暑さで食欲不振やだるさなど、体の調子が悪くなる「夏バテ」。
みなさんも一度はなったことがあるのではないでしょうか?
「夏バテ」には、辛いものを食べて食欲を高めるという工夫が昔からされてきたといいます。
暑いときは辛いものがいいといわれる理由は?
皮膚温があがる
まず、辛いものを摂取すると消化器が刺激を受け、皮膚温が上がり、汗がでます。
そして汗と共に体温が逃げ、皮膚温度は食べ始めたときよりも下がり、その温度差によって爽やかに感じることができます!
他にも消化器の血流をよくして胃の粘膜を保護したり、代謝を高めて脂肪燃焼の手助けをしてくれたりするなど、嬉しい効果がたくさんあるのです。
胃腸に負担も
しかし!辛い料理を食べた後に胃が傷んだり、翌日のトイレが辛いという方もいると思います。
少量ならば、血流をよくしてくれるなどいい方向に働きますが、摂りすぎたり、辛味が強すぎたりすると、逆に粘膜を傷付けてしまう恐れがあります。
体に嬉しい効果のある成分だからといって、闇雲に摂取するのではなく、適量を見定めて、体の調子を見ながら上手に「辛さ」と付き合うことが大切ですね。