職場における腰痛は全国で業務上疾病の約6割を占めており、
腰痛で悩まれている方も多いのではないだろうか。

腰痛は、多くの業種で広くみられるのが特徴で、
とくに近年では、高齢者介護などの社会福祉施設での腰痛発生件数が大幅に増加している。

腰痛を防ぐには

この流れを受けて、今年の6月に厚生労働省は
19年ぶりに「職場における腰痛予防対策指針」が改訂された。

腰痛は仕事の質、生活の質に大きく関わる問題である。
悪化させないことはもちろん、予防がとても大切だ。

予防対策
職場環境の整備を行うことはもちろん、日頃から自身でも予防につとめることが大切だ。
今から行える予防対策をいくつか紹介する。

●荷物の持ち上げ方
 床から荷物を持ち上げるときは、片足を少し前に出し、膝を曲げてしゃがむように抱え、この姿勢から膝を伸ばすようにすることで持ち上げる。
※膝を伸ばしたまま、上体を下方に曲げる姿勢をとらないようにしよう。

●ストレッチを行う
 「職場における腰痛予防対策指針」の改訂でもストレッチの重要性が指摘されている。
 
 作業開始前、作業中、作業終了後等に実施する。
 ※とくに作業開始前のストレッチは効果的だ。
 ※個々の腰痛の状態を考慮し、無理のない範囲で行う。主治医がいる場合は、相談をし、実施する。

 【効果的なストレッチのポイント】
 ①息を止めずにゆっくりと吐きながら伸ばしていく。
 ②反動・はずみはつけない。
 ③伸ばす筋肉を意識する。
 ④20~30秒伸ばし続ける。
 ⑤筋肉を戻すときはゆっくりじわじわ戻っていることを意識する。
 ⑥一度のストレッチで1~3回ほど伸ばす。

下記にストレッチ方法など具体的に記載されているので、是非チェックしてほしい。

介護業務で働く人のための腰痛予防のポイントとエクササイズ
(中央労働災害防止協会)

自分のやり方を見つけよう。
また、やりすぎは厳禁だ。
悪化の原因にもなるので、自己の体の状態を確認しながら行おう。

また、腰痛といっても、思わぬ病気が潜んでいる場合もある。
腰痛以外の症状にも注意しておく必要がある。

・体を動かさなくても痛みがある。
・熱や冷や汗がでる。
・夜間に痛みが強くなる。
・麻痺やしびれがでる。
・排尿・排便時に違和感がある。尿漏れがある。
・日ごとに腰痛が悪化する。
・背中の痛みをともなう。

上記の症状がみられる場合には、骨格系の問題ではなく、神経や内臓系に問題がある可能性もある。
一度受診していただくことをオススメする。

また、転倒などでお尻を強打してしまったり、事故後に腰痛が続く場合などは必ず受診しよう。

腰痛は人類が二足歩行を始めてからの長年の課題とも言われているが、
腰痛に悩まされることのないヒューマンライフを目指したいものだ。

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