育児休暇明けの女性社員面談

保健師という立場で、育児休暇明けの女性社員さんに対して保健師面談を実施しています。
いくつかの企業での面談を通してわかったことは、育児休暇明けの女性社員さんには、共通する問題点・悩みがあるということです。

育児休暇明けの女性社員

1.睡眠不足、慢性的な疲労感

仕事、育児、家事の両立は、想像しているよりもずっと大変なことです。
特に復帰する頃は、お子さんが1歳前後が多く、帰宅後に疲れや体調不良で泣き通しだったり、夜中に何回も起きたりということがよくあります。

2.仕事に対する悩み

復帰後は、時短勤務や急な休みなどの関係で、仕事の内容が責任の軽いもの・単調なものへ変化するケースも多々あります。
そういった場合、仕事へのやりがいを感じられず、悩むケースもあります。

3.周囲への気兼ね

ほとんどの方が時短勤務で復職されますが、「周囲が急がしそうなのに、私だけ帰るのが心苦しい」「子供の病気を仕事で休むのが申し訳ない」など、毎日心苦しい思いをされている方がほとんどです。

産休中の健康診断

案外忘れているのが、産休~育児休暇中は、健康診断を受けなくてもよいことになっていることから、長い人だと丸2年近く健診を受けていないことがあります。
産後は自分の体調管理をする暇もないので、復帰したらなるべく早く定期健康診断を受診してもらうのが良いと思います。

授乳中の乳がん検診

育休明けの女性社員さんから多い質問として「乳がん検診はどうすればいいですか?」が挙げられます。
医師や医療機関によって見解がわかれますが、授乳中は、乳腺が発達してマンモグラフィに写りにくくなります。
触診やエコー検査など、マンモグラフィ以外の検査は受けることが出来ることも多いので、医療機関に確認の上、心配であれば受けていただくことをお薦めしています。
授乳中に乳がんになる可能性も、ゼロではありません。
育児休暇から復帰した後の不安定な心と体の悩み。
意外と、相談できる場は少ないものです。
今までの経験を生かして働き続け、後輩の女性社員さんたちのロールモデルになっていただくためにも、企業として対策を取る必要があるな~と感じています。
明らかな健康問題がなくても、保健師が面談する価値は充分にあると思います!

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中村 眞弓株式会社ドクタートラスト 保健師

投稿者プロフィール

企業での健康相談や産業保健の経験を生かし、「じっくり聴く・しっかり考える」保健師を目指しています。社員の皆様・人事の皆様と一緒になって企業の健康を支えていけるよう頑張ります。
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