中途採用者の健康管理
- 2013/9/3
- 健康管理

9~10月は、3~4月に次いで中途採用者が多い時期です。
せっかく手間と時間をかけて採用した大事な人材。
早く職場・仕事に慣れてもらうとともに、心身共に元気に働いて欲しい・・・と
思われる人事担当者の方も多いと思います。
しかし、会社が本人からの『SOS』を受け取る頃には、
休職・退職目前の状態になっていることも多いのが事実。
「少し体調が気になる」「疲れが取れない」
「眠れない日が増えている」「食欲がなくなっている」
このような小さなサインを出している状態から
何らかのサポートをしていくことが、
心身の病気を重症化させないコツです。
では、どのように不調の芽を見つけたら良いのでしょうか???
中途採用者の健康
いくつかの企業では既に実施されており、
取り組みやすい方法として、
中途採用入社後3ヶ月程度を目処に、産業医や産業保健師の面談や
スクリーニング用紙を用いたチェックを行うというやり方があります。
入社後3ヶ月になると
「人間関係」「仕事の全容」「周りの人の仕事のやり方」などが
見えてきます。
「入社前に感じていた仕事のイメージと現実とのギャップ」を感じたり、
そろそろ仕事を任され始め、プレッシャーや焦りを感じやすい時期にもなります。
特に、即戦力と見なされる中途採用社員は、その傾向が顕著です。
産業医の訪問回数が少なく、全員面談が難しい事業所では、
人事がスクリーニング用紙を配布し、産業医に面談対象者を絞ってもらう方法でも
良いでしょう。
※その際、「結果は産業医以外は見ない!」と明示することがポイントです!!
人事担当者が目を通す可能性があると、
人によっては人事査定に響くと考え、本音を書けないことがあるからです。
大切なのは、「不調が誰の目にも明らかになる前に」対応するということ。
秋に中途採用を多くされる企業様には、是非気をつけて頂きたいポイントです。