グレープフルーツと薬

長引く残暑での夏バテやエアコンなどで、風邪を引かれている方も増えているようです。

病院で処方されるお薬、注意書きを読んでみると、必ず「コップ1杯以上の水かぬるま湯で飲みましょう」と書いてありますね。

これは何故か、ご存知でしょうか???

1杯の水の根拠

ほとんどのお薬は、胃の中でお薬がしっかり溶けて、その成分が小腸に届くことで吸収され、効果を発揮します。
少ないお水で飲んでしまうと、充分に胃の中でお薬が溶けず、その成分が小腸まで届かないことがあります。
そうすると、当然効果は減ってしまう・・・ということになります。

また、ごく稀にお薬が食道(口と胃をつなぐ管の部分)にひっかかり、「潰瘍」と言って、食道の表面が傷ついてしまうことがあります。

少し多いように思いますが、『コップ1杯のお水』は守りましょう!!

水かぬるま湯の根拠

薬と飲み物(や食べ物)の組み合わせには、薬の作用を減らしてしまったり、逆に強めてしまう組み合わせというのが存在します。

代表的なものは、グレープフルーツジュース。
※これは、グレープフルーツを食べても同じです。
グレープフルーツに含まれる苦味成分は、小腸でお薬が吸収・代謝される機能を弱めてしまいます。
すると、血液の中でのお薬の濃度が高くなり、お薬の効果を強めてしまいます。

グレープフルーツが影響するお薬は沢山の種類があります。
例えば、血圧を下げるお薬や高脂血症のお薬など・・・。
一部のお薬などは、一度に薬を何倍も飲んだのと同じ効果が出てしまうケースもあるので、薬の注意書きや、薬剤師さんの説明は必ず守ってくださいね。

ちなみに、グレープフルーツの効果は、飲食後10時間後にも確認されたというから驚きです。
上の表に当てはまるお薬を飲んでいる方は、
服薬期間中のグレープフルーツ(ジュースも)は避けた方が無難かもしれません。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

中村 眞弓株式会社ドクタートラスト 保健師

投稿者プロフィール

企業での健康相談や産業保健の経験を生かし、「じっくり聴く・しっかり考える」保健師を目指しています。社員の皆様・人事の皆様と一緒になって企業の健康を支えていけるよう頑張ります。
【ドクタートラストの保健師サービスへのお問い合わせはこちら】
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】

この著者の最新の記事

関連記事

解説動画つき記事

  1. 重症と軽症の違いはなに?〜新型コロナウイルス~

    【動画あり】重症と軽症の違いはなに?〜新型コロナウイルス~

  2. 【動画あり】しんどさを感じている皆さんへ!アフターコロナ時代のメンタルヘルス

  3. 会社内でのトラブル増加!?コロナハラスメントとは

    【動画あり】会社内でのトラブル増加!コロナハラスメントとは

一目置かれる健康知識

ページ上部へ戻る