タイミングが悪いと、糖尿病になる!?

『食欲の秋』 = 『食べ過ぎに注意』 = 『糖尿病に注意!』
ということで、糖尿病についてのお話です。

糖尿病について

といっても糖尿病の原因や病態についてのお話ではなく、チョットした裏話をお伝えしたいと思います。

糖尿病の人 = 食べすぎ ・ 飲みすぎ・ 運動不足 ・ 肥満ダイエット
と思っていませんか?実は、そうではないんです!!

もちろん、カロリーオーバーや運動不足
肥満も糖尿病の原因になりますが、そうでない人もいます。
痩せている人でも、糖尿病になる可能性があります。

えっ、何で!?と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

では、解説のために少しだけ、糖尿病の原因についての説明をします。

糖尿病の原因は、簡単に説明すると、摂取したエネルギー(糖質)を分解する為の、
インスリンが足りていないことです。つまり、
①摂取エネルギーは適正だが、インスリンの分泌能力が低下している状態。
②摂取エネルギーが過剰で、インスリンの分泌が間に合わない状態。
などが、主な原因となって発症します。

そして、今回取り上げるお話は、
③摂取エネルギーは適正、インスリンの分泌能力も保たれているのに、糖尿病
というタイプについてです。

一見すると、糖尿病になるはずがなさそうなタイプですが、どうして糖尿病になるかというと、

『タイミングが悪いから!』なんです。

・・・、 ??

このタイプの方は、血糖値の上がるタイミングと、
インスリンの出るタイミングがずれているんです。

食事でエネルギーを摂取すると、必ず血糖値が上がります。
血糖値が上がると、インスリンが分泌され、血糖値を下げる働きがあります。
そのため、一般的には食後血糖は140mg/dlを超えることは無く、
食後2~3時間で、食前の値に戻るとされています。

では、インスリンの出るタイミングが悪いと、どうなるでしょうか?

食後、血糖値が上がり始めても、インスリンが分泌されるのが遅い為に、
血糖値がどんどん上がっていきます。遅れてインスリンが分泌されてきても、
血糖値が高く上がってしまっているために、食前の値まで戻るのにも時間がかかってしまいます。
人によっては、食後2時間の血糖値が200mg/dl以上を示すこともあります。

糖尿病は、血糖値が高ければ高いほど、
高血糖である時間が長ければ長いほど、
コントロール状況が悪いことを意味します。
つまりインスリンの出るタイミングが悪いことも糖尿病の原因の一つになるのです。

インスリンの出るタイミングは体質による影響が強く、コントロールすることは困難です。
しかし、血糖値の上昇をコントロールすることは可能です。

○血糖値の急な上昇を抑えるには
①野菜野菜を先に食べる
食物繊維を多く含む野菜で、胃の中にクッションを作ってあげることで、
糖質を含む食品を摂取しても、血糖値の上昇が緩やかになります。
②食後に軽い有酸素運動歩くを行う
有酸素運動では糖質をエネルギーとして使用する為、食後高血糖を予防することが出来ます。

上記の様な工夫を行って、摂取カロリーに気をつけていても、
糖尿病が改善しない方にはインスリンの出るタイミングを調整する効果のある薬が処方されることもあります。
GLP-1受容体作動薬 や DPP-4阻害薬 といわれる種類の薬が使われることが多く、効果的と言われています。

参照: 糖尿病ネット
GLP-1受容体作動薬
DPP-4阻害薬

今回は、食後高血糖とインスリン分泌のタイミングに関するお話でした。
健康診断で高血糖を指摘された方は「太ってないし、食べ過ぎてないから大丈夫」と放置せず
医療機関を受診して、再検査などを受けるようにしましょう。

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