日に日に秋が深まり、朝・夜はすっかり冷え込むこの時期。
寒暖差や天候の変化も大きく、巷ではちらほら風邪症状を目にすることも多くなってきたが、
皆さんはいかがだろうか?
今日は、皆さんにとって最もなじみのある市販薬、「かぜ薬」についてお話ししたいと思う。

薬いろいろ

かぜ薬の中でも、とくに風邪のひき始めには総合感冒薬が効く。
寒気、頭痛、だるい熱・・・など、複数の症状がある場合、
成分が多種類配合されている総合感冒薬は、症状を楽にさせてくれるからだ。
処方内容(成分比率や量の配合)は製薬会社ごとに工夫され、
どのような症状に重点を置いているのか特徴がある。
以下、効用別に紹介していく。

(1)熱・喉の痛みを軽減する解熱・鎮痛成分を配合したもの
解熱鎮痛成分である、イブプロフェン、イソプロプルアンチピリン、アセトアミノフェンが配合されている。
例:エスタックイブ、カコナールゴールド、コンタック総合感冒薬、ジキニンC、タイムコールP錠など。

(2)鎮咳・去痰成分を配合したもの
咳を鎮め(リン酸コデイン等)、痰の切れをよくする(塩化リゾチーム等)成分が配合されている。
ここで注意が必要なのは、コデインには便秘しやすいという副作用があること。。
また、卵アレルギーのある方は、塩化リゾチーム配合のものは避けるようにしよう。
例:パブロンゴールドA微粒、新ルルAゴールドカプレットなど。

(3)ビタミンを配合したもの
ウイルスに対する抵抗力を高めたり、風邪で消耗した体力を回復する目的で、ビタミンが配合されている薬剤だ。
例:ビタミンB1を配合したものには、エスタックイブ、アルペンゴールドカプセルなど。
ビタミンB2を配合したものには、パブロンS錠、カコナールゴールドUP錠など。
ビタミンCを配合したものには、ベンザブロックIP細粒、ジキニンCなどがある。

(4)漢方処方のもの
漢方も種類は様々だが、体質・体力に合わせて適したものが異なる。
●葛根湯は体力が中等以上の方の、初期の風邪に効果的。
例:ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒、龍角散葛根湯液DX、ルルかぜ内服液など。

●小青竜湯(しょうせいりゅうとう)は、体力が中程度またはやや虚弱な方の、鼻水、鼻づまり、くしゃみに効果的。
例:小青竜湯エキス錠コタロー、カコナール小青竜湯液など。

●小柴胡湯(しょうさいことう)は、体力が中程度で、風邪が治りにくく長引く方に効果的。
例:マツウラ小柴胡湯エキス細粒、ツムラ漢方小柴胡湯エキス顆粒など。
なお、漢方薬と他の総合感冒薬は、一緒に飲むと過量服用となり作用が増強するため、避けること。

 

総合感冒薬は、対症療法として症状を緩和はするが、根治するものではない
3~4日間服用しても改善が見られない場合は、受診して医師処方の内服薬に切り替えよう。

参考:佐川賢一,伊東俊雅,改定新版薬局で買える薬がよくわかる本,株式会社法研,2013.

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