2023年度「全国労働衛生週間」を10月1日から7日まで実施!スローガンは「目指そうよ二刀流 こころとからだの健康職場」

10月1日~7日は、全国労働衛生週間です。
この週間は、働く人の健康の確保・増進を図り快適に働くことができる職場づくりに取り組む期間です。2023年度で74回目になります。
労働者の健康管理や職場環境の改善など、労働衛生に関する国民の意識を高め、職場での自主的な活動を促して労働者の健康を確保することなどを目的にしています。

全国労働衛生週間の概要

スローガン「目指そうよ二刀流 こころとからだの健康職場」

今年度のスローガンは、働く上で基本となる健康の確保について、「こころ」と「からだ」の両面から対策を進めることで、誰もが快適で健康に働くことができる職場づくりを目指していくことを表しています。

期間や取り組み内容

期間や概要は以下の通りです。

期間:9月1日から30日までを準備期間、10月1日から7日までを本週間
主唱者:厚生労働省、中央労働災害防止協会
実施者:各事業場
<準備期間(9⽉1⽇〜30⽇)に実施する事項>
・ 過重労働による健康障害防⽌対策
・ 職場におけるメンタルヘルス対策
・ 職場における転倒・腰痛災害の予防対策
・ 化学物質による健康障害防⽌対策
・ ⽯綿による健康障害防⽌対策
・ 職場の受動喫煙防⽌対策
・ 治療と仕事の両⽴⽀援対策
・ 職場の熱中症予防対策の推進
・ テレワークでの労働者の作業環境、健康確保
・ ⼩規模事業場における産業保健活動の充実
・ ⼥性の健康課題への取組
<全国労働衛⽣週間(10⽉1⽇〜7⽇)に実施する事項>
・ 事業者または総括安全衛⽣管理者による職場巡視
・ 労働衛⽣旗の掲揚およびスローガンなどの掲⽰
・ 労働衛⽣に関する優良職場、功績者などの表彰
・ 有害物の漏えい事故、酸素⽋乏症などによる事故など緊急時の災害を想定した実地訓練などの実施
・ 労働衛⽣に関する講習会・⾒学会などの開催、作⽂・写真・標語などの掲⽰
・ その他労働衛⽣の意識⾼揚のための⾏事などの実施

実際に企業で導入できること

実施する事項を踏まえ実際に企業で導入できることをご紹介します。

・ 時間外・休日労働の削減、年次有給休暇の取得促進
・ 労働者が産業医や産業保健スタッフに直接相談できる仕組みなど、労働者が安心して健康相談を受けられる環境整備
・ ストレスチェック制度の適切な実施、ストレスチェック結果の集団分析およびこれを活用した職場環境改善の取組
・ ストレッチを中心とした転倒・腰痛予防体操(例:いきいき健康体操)の実施
・ 健康診断の実施の徹底
・ 受動喫煙の健康への影響に関する理解を図るための教育啓発の実施
・ テレワークを行っている企業は、「自宅等においてテレワークを行う際の作業環境を確認するためのチェックリスト【労働者用】」を活用した作業環境の確保および改善
・ 労働衛生週間のポスターを掲示
・ 換気、採光、照度、便所等の状態の点検および改善
・ 産業保健総合支援センターにおける女性の健康課題に関する相談窓口の活用

さいごに

取り組めそうな項目はありましたか?
ぜひこの機会に自主的な労働衛生管理活動の大切さを見直し、積極的に健康づくりに取り組んでみましょう。

<参考>
・ 厚生労働省「令和5年度「全国労働衛生週間」を10月に実施」
・ 中央労働災害防止協会「全国労働衛生週間」

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牧原 花林株式会社ドクタートラスト

投稿者プロフィール

前職は残業がかなり多く、長時間労働で帰宅する日々を送っていました。こうした労働環境下で体調を崩すことも多く、健康を考えるようになり、2023年にドクタートラストに入社。
自分自身の経験を活かしつつ、健康について発信していきます。
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼、リリース送付などはこちらからお願いします】

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