冬の感染症にご注意!

11月になり、段々と寒くなってきた。
寒くなるにつれ増えてくるのがインフルエンザや、感染性胃腸炎。

去年もノロウイルスが大流行した。
ノロウイルスと言っても症状や重症度は人によって様々で、激しい下痢・嘔吐が継続するケースもあれば「あれ?ちょっと調子が悪いかな?」と感じる程度で済む方もいる。

インフルエンザと違ってノロウイルスには特効薬がないため、基本的には安静にして水分補給しながらの休養が必要である。

この時期になると、予防や対応について質問を受けることがあるため、いくつかポイントをまとめてみた。

冬の感染症のポイント

 
1、下痢止めはなるべく服用しないようにする。

2、水やお茶よりも吸収の良いスポーツドリンクや経口補水液を飲む。

3、冷たい飲み物は避ける。
  冷たい飲み物を摂取すると胃や腸への刺激となり、下痢がひどくなることがある。
  常温に近いものを摂取しよう。

4、口から水分が取れない時は病院を受診しよう。
  点滴で水分や電解質を補う必要がある。

5、感染拡大に気をつけよう。
  ノロウイルスは感染力が非常に強いウイルスである。
  職場や家庭で感染を拡大させないよう、注意が必要だ。
  手洗いはもちろん食器やタオルなどを感染者と共有しないよう注意しよう。
  また職場で下痢・嘔吐などが見られた場合は、使用したトイレを一旦消毒しよう。
  
6、次亜塩素酸ナトリウムで消毒を
  ノロウイルスは消毒に対して抵抗の強いウイルスである。
  アルコール(エタノール)や石鹸(塩化ベンザルコニウム)では効果が不十分であるため、手洗いで物理的に洗い流してしまうことが第一。
  食器やタオル類・トイレなどの消毒を行う場合は、次亜塩素酸(手軽なのは「ミルトン」)が効果的と言われている。
  
7、よく加熱しよう 
  意外にも熱に弱いノロウイルス。
  消毒薬には強い抵抗性を示すノロウイルスであるが、85℃以上で1分間加熱することにより感染力が失われる。
  嘔吐などで衣服・タオルなどが汚れてしまった場合は、高温のアイロンを当てることも感染拡大の予防につながる。

いかがだろうか。
今年は流行しないように・・・と願うばかりである。

体力が落ちた状態では特に症状が重く出やすくなりますので、普段からきちんとした食事と睡眠を取り体調のいい状態を保てるよう気をつけていきましょう

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

田中 祥子株式会社ドクタートラスト 産業保健部 保健師

投稿者プロフィール

企業の健康管理室で働いていた経験をさまざまなかたちで皆さまにお届けします。
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】

この著者の最新の記事

関連記事

解説動画つき記事

  1. 衛生委員会等のオンライン開催についての通達が示されました

    【動画あり】もっと深く知りたい方必見!衛生委員会等のオンライン開催について詳しく説明します

  2. 「新型コロナウイルス感染症対策」の動画、資料、ポスターを公開しました

  3. 【動画あり】「抗原」「抗体」ってなに? コロナ抗体検査は必要?

一目置かれる健康知識

ページ上部へ戻る