摂取エネルギー量を適正に
- 2013/11/14
- 健康管理

みなさんは、自分が1日に摂取すべきエネルギー量を知ってますか?
日本医師会では、<基礎代謝量×身体活動レベル>で推定エネルギー必要量を計算する、
「二重標識水法」という方法を推奨しています。
■ 基礎代謝量
■ 年齢階級別にみた身体活動レベルの群分け(男女共通)
レベルⅠ → 生活の大部分が座位で、静的な活動が中心の場合
レベルⅡ → 座位中心の仕事だが、職場内での移動や立位での作業・接客等、
あるいは通勤・買物・家事、軽いスポーツ等のいずれかを含む場合
レベルⅢ → 移動や立位の多い仕事への従事者。あるいは、スポーツなど余暇における
活発な運動習慣をもっている場合
例)50歳 65kgの事務職の男性の1日の推定エネルギー必要量は、
1400kcal(基礎代謝量)× 1.5(身体活動レベル係数) =2100kcal
この表を基にして、自分の推定エネルギー必要量を調べて見ましょう。
そして、大切なのはここからです!
毎日50kcalのエネルギーを過剰に摂取すると、
5年後に体重がどのようになっているかをシミュレーションしてみると・・・。
例)50歳 65kgの事務職の男性の1日の摂取エネルギー量、2100kcal
→ 5年後、55歳 65kgで体重の変化なし
50歳 65kgの事務職の男性の1日の摂取エネルギー量、2150kcal
→ 5年後、55歳 77.9kgで12.9kgの体重増加!!
(計算方法)50kcal×365日×5年 ≒90000kcal
90000kcal÷7000kcal(=1kg)=12.9kg
たった50kcalのオーバーが、積み重なるとこんなに大きな体重の変化につながります!
50kcalってどのぐらい?
ごはん 30g 唐揚げ 1個 目玉焼き 半分 ウインナー 1本
食パン6枚切り 1/3枚 ポテトチップス 7g
1日50kcalの過剰摂取と考えれば、少しの量に思えますが、
5年後に約13kgの体重増加につながるという計算になります。
5年後の健康のために、一度食生活を見直してみませんか?