月経前後の不調は婦人科へ
- 2013/11/26
- 病状・症状

先日、こんなニュースを目にしました。
月経随伴症状で年6,828億円の損失
内容は、簡単にまとめると、月経前後の腹痛・腰痛・眠気・倦怠感・イライラなどの様々な症状で、日本は経済的に6,828億円を失っている。
そのほとんどが、労働損失である・・・という記事でした。
また、女性の7割が月経に伴う不快な症状を持っているにも関わらず、婦人科を受診しているのは2割程度で、症状が強い人の中でも3割強しか受診をせず、市販の鎮痛剤などに頼っているとのこと。
なぜ婦人科受診に抵抗があるのでしょう?
婦人科受診に抵抗がある理由の1番大きなものは、やはり内診があることのようです。
確かに、内診は普通の診察に比べ、心理的に強い抵抗がありますよね。
しかし、内診によって、卵巣や子宮の異常や、感染症の有無など、問診だけではわからない異常をたくさん調べることが出来ます。
特に、女性に増えている『子宮内膜症』などは、内診や超音波検査などで、卵巣の腫れや、卵巣が他の臓器にくっついていないか・・・などの情報が得られます。
若いうちからしっかりケアをしていくことで、いずれ妊娠を考える際にプラスになるような、子宮や卵巣を守るような薬(低用量ピルなど)や漢方薬をもらうこともできます。
鎮痛剤も、市販のものを買うよりも費用が安く、効果が高いお薬をもらうことができます。
どうしても診察に抵抗がある人は、女医さんのいる婦人科を受診するのも良いですね。
また、内診が怖くて・・・ということを正直に医師に伝えても構わないと思います。
出来たら優しい先生が罹りやすいと思うので、インターネットの口コミサイトなどを利用し、話をよく聞いてくれる、優しいドクターを見つけておけばさらに安心です。
ストレスや食生活の変化で、月経に伴う症状が重い人は、今後どんどん増えていくと思います。
自分の体は、自分で守らなければいけません!!
今の自分も、未来の自分も幸せにするために、働く女性の方は、是非かかりつけの婦人科をもって頂きたいな~と思います。