こういう場合、献血は可能ですか?

先日、エイズウイルスに感染した方の血液が検査をすり抜け、輸血されてしまった、という衝撃的なニュースが報道されました。
献血では実施前に問診を行うのだが、感染症リスクを回避するための項目が設けられており、事前にリスクのある方は献血できないこととなっています。
しかし、今回のケースでは、献血者が実際とは異なる回答をしてしまったため、本来献血を遠慮いただくはずの方が献血できてしまったのです。

献血をご遠慮いただく場合

以下に該当する方は、原則として献血は控えていただくことになっています。

●服薬管理中の方
⇒病気や、薬の種類によって控えていただきます。
点鼻薬・点眼薬・外用薬でも、その内容によっては献血できない場合がありますが、その判断は医師が行います。

●妊娠中や授乳中の方
⇒妊娠中の方や、出産・流産後6ヶ月を経過していない方、また出産後6ヶ月を経過していても、母乳授乳中で産後1年経過していない方は献血できなません。

●ピアスをしている方
⇒医療機関で、あるいは使い捨ての器具で穴を開けた方は、最低1ヶ月間は献血をご遠慮いただきます。
また、口唇・口腔・鼻腔など粘膜を貫通してピアスをされている場合は、基本的に献血はできません。

●歯科治療を受けた方
⇒3日以内に、出血を伴う治療を受けた方は献血できません。
歯石除去、抜歯等により、口腔内常在菌が血中に移行し、菌血症になる可能性があるためです。

●一定期間内に予防接種を受けた方
■接種後24時間:インフルエンザ、日本脳炎、コレラ、A型肝炎、肺炎球菌などのワクチン
■接種後4週間 :B型肝炎ワクチン
■接種後1年間 :狂犬病ワクチン

種類に応じて、上記期間の献血は控えていただきます。

●海外旅行者、海外で生活したことのある方
⇒海外からの帰国日(入国日)当日から4週間以内の方からの献血はご遠慮いただきます。
なお、この期間については、滞在していた時期・地域によって異なります。

●輸血歴、臓器移植歴のある方
⇒現在の検査法では検出できない、未知のウイルス感染の可能性が考えられるため、ご遠慮いただきます。
ただし、あくまで安全性を高めるための基準なため、輸血・移植歴のある方がウイルス感染している、病気である、というものではありません。

献血は、個人的な検査目的で受けるものではありません。
その先に、血液を必要としている多くの方がいることを忘れずに、問診では必ず事実を申告してください。
また、いざ自分が輸血を受けるかもしれない状況がやってくるかもしれません。
その際に、安心して輸血を受けられるようにしたいものですね。

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