ポリファーマシーって知っていますか?

皆さんは「ポリファーマシー」という言葉を聞いたことはありますか?
日本語では「多剤併用」救急箱と訳されることが多い言葉なのですが、
聞いたことのない人も多いのではないでしょうか?

ポリファーマシー(多剤併用)とは…

「たくさんの種類の薬を同時に服用している」という意味
通常は5種類以上を服用している場合を指すことが多いようです。
更に、ここにはただ種類が多いだけでなく、
不必要な薬も含まれているというニュアンスも含まれます。

さて、ここで質問です。
みなさんは定期的に何人のお医者さんにかかっていますか?
何ヵ所の病院に通っていますか?

日本は医療における「フリーアクセス」の国ですから、複数の医療機関にかかって、
それぞれでお薬をもらっている方も多いのではないでしょうか?

風邪を引いたから内科で薬を処方してもらい
腰が痛ければ整形外科
湿疹が出たら皮膚科
花粉症で耳鼻科
ものもらいで眼科 などなど・・・
多くの医療機関で薬を処方してもらうことは往々にしてありますよね。
この傾向は、体のあちこちに不調があらわれがちとなりる御年配の方ほど強くなります。

ここで問題になるのが、今回最初にあげた「ポリファーマシー」です。

日本ではどの医療機関にかかるのも自由ですから、かかること自体が悪いわけではありません。
しかし、薬には飲みあわせというものがあります。
同時に飲むことで、元々の効果よりも作用が強くなったり弱くなったりするだけではなく、
組み合わせによっては副作用が出てしまうような危険な飲み合わせも存在します。
この可能性は、当然のことながら薬が増えれば増えるほど増えていきます。

また、複数の医療機関で、同じような薬内容のが出ていたということも少なくないようです。

「定期的にお薬をもらう医者の数が1人増えるだけで、
薬によるトラブルが3割増える」という興味深い研究もあります。
4ヶ所からお薬をもらっている人は、1ヵ所からもらっている人に比べて、
薬のトラブルの危険性が2倍以上になる計算です!

こうした問題に対応する方法の1つに、お薬手帳お薬手帳があります。
お薬手帳には今まで処方されてきた薬の経過が記録されていますので、
調剤薬局で薬をもらうときだけでなく、医療機関にかかる際にも携帯し、
医師にチェックしてもらうことも重要です。
最近では、お薬手帳のアプリも出ているようです。

お薬ノート-薬歴・服薬管理ができるお薬手帳アプリ-

※「フリーアクセス」とは、受診する医療機関を自由に選べる制度のことです。
日本で生活していると当たり前に思われるかもしれませんが、これだけ自由に医療機関にかかることができる国は、実は世界中でも珍しいのです!

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