おすすめの飴ちゃん、飲み物は?インフルエンザとコロナ同時流行に備えてできること

おすすめの飴ちゃん、飲み物は?インフルエンザとコロナ同時流行に備えてできること

秋も深まり、一気に初冬の寒さになってきました。
今年の冬はコロナウィルスの第8波に加えて、インフルエンザとの同時流行があるのではないかと言われています。
寒い時期には空気が乾燥するため、コロナウィルスやインフルエンザだけではなく、さまざまな種類のウィルスが活動しやすくなります。
今回は、コロナとインフルエンザの同時流行が懸念されるこれからに向けての対策をわかりやすく解説します。

まずはワクチン接種を!

まずは、体調に問題のない方はコロナワクチンの接種をしておくことが1つの備えです。
コロナワクチンを接種した翌日には体調不良になることもあるので、備えのためにお休みの前日や、調整ができそうな仕事の前日の接種をおすすめします。
よく聞く副反応は発熱や頭痛といった不快な症状ですが、これに対しては、接種後にアセトアミノフェン系の解熱剤などの内服が効果的です。
発熱などの症状を一定程度コントロールして、夜間の睡眠もとりやすくなるので、接種当日の夜に内服してみるのも1つの備えです。

アセトアミノフェン系の解熱剤は、脳の中枢神経や体温調節の中枢に作用するため、コロナワクチン接種後の副反応に対して有効な作用があります。
また、子ども向けには座薬などもあるため、幅広い年齢層に対応できることも特徴です。

コロナワクチンは、インフルエンザの予防接種と同時に接種可能なので、かかりつけ医などがある方は同日に接種して、両方の免疫を獲得しておくとより安心です。
インフルエンザは高熱や関節痛などの症状が出ますし、最近では「発熱=コロナウィルスの疑い」という視点での診察になることがほとんどです。
インフルエンザも就業禁止となる感染症の1つなので、お仕事に差しさわりが出てしまうため、2つのワクチン接種にて確実に抗体を作っておくことが大切です。

うがい、手洗い、そして加湿

ワクチン接種以外にも、基本的なうがいと手洗いに加えて、冬特有の乾燥から体(喉)を守る加湿も重要です。
室内で加湿器を回したり、自宅で洗濯物を室内干したり、寝室にタオル(洗濯してまだ乾いていない物)を干したりするなどして、湿度を40~60%の間に保ちましょう。
「湿度が40%以下=乾燥状態」になると、ウィルスが活性化して、風邪などの感染症にかかりやすくなるため、冬場は特に加湿を心がけましょう。
また、首元にスカーフやショールを巻いて首を冷やさない工夫をしてください。

冷たい外気で喉が冷えてしまい、乾燥しやすくなります。
体の内側からのケアとして、のど飴もおすすめです。
のど飴も、ノンシュガーや鼻がスッとするメントール成分入り、黒飴やしょうが飴などのさまざまな種類が出ています。
喉が少しいがらっぽい時にはショウガや黒蜜などの入った飴を選ぶと、喉を内側から潤すことができて効果的です。
そういった味が苦手な方はフルーツの飴でも良いですし、薬局に売っているタイプののど飴でも構いません。
「常に喉が潤っている状態」が大切なので、お気に入りの味を見つけてみてください。

マスクでも加湿しよう

withコロナ時代となりマスクで常に口が覆われています。
毎日でなくても良いですが、喉の加湿を行えるように、加湿フィルターのついたマスクを使うのもおすすめです。
加湿フィルターがあれば、より口元のうるおいが保たれやすくなっているので、1日中外回りのときや、外での作業が多い時に使いましょう。

また、マスクにシューとするマスク用スプレーもあります。
好きな香りとともに加湿の効果も得られるので、好きな香りのマスク用スプレーを携帯アイテムに加えていただければ、冬のマスクライフも楽しく乗り切れることでしょう。

直接的な加湿として、飲み物を飲むことも、雑菌を洗い流して喉の加湿効果を高く保つ効果があります。
飲み物を飲む前に、その飲み物でも構わないので、1度うがいをして喉についた雑菌を洗い出したあとに、飲料を摂取すると安心です。
そして、寒くなり始めは、喉も冷えてきゅっと咽頭が狭くなってしまうので、常温以上の飲み物を常に携帯して、休憩時間やデスクワークの隙間に飲むことをおすすめします。
温かい飲み物は、内臓系を温めることにつながるので、消化器系の不調(下痢や便秘など)も防ぎます。

この冬もできそうな対策をいろいろしながら、「美味しく温かく!」コロナと共存して乗り切りましょう。

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IKAZAKI MIZUKA保健師

投稿者プロフィール

看護師として病院勤務後、人工肛門ケアの認定看護師資格取得のため、アメリカ・クリーブランドクリニックに留学。帰国後、専門外来、市町村の保健師として母子保健を担当したのち、介護離職を経験する。復職後は、子育てをしながら、産業保健師として働く世代の方へ保健指導を行う。また、介護と子育てのダブルケア経験を活かすため、在宅介護のスペシャリストである介護支援専門員の資格を取得。
現在は、「地域包括支援センター」で、介護予防のための健康づくり、ダブルケア、8050問題、認知症など地域で暮らす高齢者のあらゆる相談を受け付ける業務を保健師として担っている。

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