コロナ禍に妻が出産!そのとき夫は何ができる?~子育てと仕事とファミリーサポート~

陣痛がきた!そのとき夫ができること

新型コロナウイルスは衰えることを知らず、変異株の流行により感染者は増える一方です。
今回は、コロナ禍での妻の出産、子育て状況をお伝えします。

妻に陣痛がきたのは、2021年秋の朝。
もともと入院を予定していた日であり、私も有給休暇を取得していました。
「これからいよいよ出産だ」と緊張と不安を抱きながら急いで病院に向かったはいいものの、中に入れるのは妻のみ。
私は玄関で見送り、一人帰路につきました。
いざ、陣痛が来た時私にできることは元気に子どもが産まれてくるのを祈ることだけでした。

コロナ禍の妻の出産で感じた“違い”

コロナ禍の出産について夫である私が感じた違いは以下の通りです。

・ 出産直前までは病院外で待機(破水後にようやく病院に入れました)
・ 立会いは夫のみ
・ 病院に入る前に検温、問診票の記入、手指消毒
・ 出産後2時間で帰宅
・ 入院期間中の面会は一切不可

また、妻も以下のような違いを感じていたようです。

・ 入院中は常にマスク着用
・ 周りの出産した方達との交流ができず友達ができなかった

さらに、出産以外の面でも、以下のような違いがありました。

・ 妊娠中の健診の立会い不可
・ パパママ教室等のイベントの中止 など

大切なライフイベントである出産ですがどうしてもできないこと、不便なこともありました。
ですが、このような状況下、可能な範囲で出産に携わられたのは幸せです。

仕事とファミリーサポート

無事に子どもが生まれて安堵したのも束の間、我が家には今回産まれた以外に2人の子どもがいます。
出産から1週間、妻不在の中で仕事と子育てを1人で両立させなければなりません。
さらに、生後1ヶ月は保育園の送迎などを1人でする必要がありました。
幸いにも職場にも理解をいただき保育園のお迎えや学童の迎えなど大方対応できましたが、どうしても間に合わない!ということもありました。
そこで利用したのがファミリーサポートです。

ファミリーサポートとは、市区町村が運営するファミリーサポートセンターの事業で、育児の援助を受けたい人と援助したい人が支え合う事業です。
保育園の送迎や習い事の送迎はもちろん体調不良時(要相談)やリフレッシュしたい時等に利用できます。
共働きである我が家では以前、登録・利用したことがあったので今回も抵抗なく利用することができました。
ファミリーサポートの利用にあたってのポイントは以下の通りです。

・ 預かってくださる方は安全や事故対策を含めた援助活動に必要な講習を受けている
・ 地域のアドバイザーが仲介して事前打合せをするので安心(双方が合意することで預けられる)
・ 預かってくださる方は地域の子育て経験者が多く、地域交流もできる
・ 比較的安価で利用できる
・ 補償保険に加入している
※地域により異なる場合があります

預かってくださる方の予定もあるので「いつでも利用できる」という訳にはいきませんが、条件が整えば有効活用することで仕事と子育ての両立につながります。
私もファミリーサポートのおかげで仕事に集中して取り組むことができましたし、預かってくださる方との信頼関係も築け、子どもにとっても良い刺激となっているようでした。
他にもコロナ禍ということもあり私の地域では予約制となっていますが、地域の子育て支援センターなども有効活用できればより良い子育てにつながるでしょう。

新型コロナウイルスの流行により、出産、子育ての環境は一変しましたが、産まれてくる子どもに不憫な思いをさせたくはありません。
地域との関わりが希薄になってきた時代に加えコロナ禍ということもあり、近所付き合いは減っていく一方だと感じていますが、ファミリーサポートのように地域の方と連携して将来を担っていく子ども達を育てていくことも親である私の役割だと考えています。
この記事が子育て中の皆様にとって今一度、子育てや仕事について考えるきっかけとなれば幸いです。

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松野 悠株式会社ドクタートラスト

投稿者プロフィール

前職では自動車業界の法人営業に従事しておりました。
さまざまな会社と接することで職場環境をより良くすることに尽力したいと思うようになり、ドクタートラストへ入社しました。
「健康で元気に働く人を増やす」という理念を常に念頭に置き、私自身勉強しながら情報をお届けします。
ぜひ「働く」を一緒に考えてみましょう。

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