オンライン会議のハードルが下がった!隙間時間が活用しやすい!こんなにあったテレワークのメリット

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い急速に広がったテレワーク。
本格導入からおよそ2年が経ち、テレワーク開始当初は孤独感を抱いたり、コミュニケーションが取りづらいと感じていたものの、今やすっかり慣れた方も多いのではないでしょうか。
筆者は企業の健康管理室で保健師として働いていますが、最近は「テレワークのほうが働きやすい」、「今後もテレワークを続けたい」とテレワーク大歓迎の声さえ聞くようになりました。
さらに、テレワークで仕事ができることで「通勤時間を優先することなく自宅を購入する」といった社員もおり、「テレワークを取り入れた働き方が大前提」の考えも生まれています。

働き方が大きく変化したこの2年、皆さんの職場ではどんな出来事があったでしょうか。
直接会って話せば話が早いのはもちろんですが、直接会わずに仕事をする良さを自覚した方も多いでしょう。
今回は、テレワークが普及してからおよそ2年が経過する今、働き方の一つとして大前提となったテレワークのメリットを皆さんと共有していきます。

一気にハードルが下がった!オンライン面談

かつて面談といえば、社員に健康管理室まで来室してもらい対面で行うのがメインでした。
しかしテレワークの普及で相談者がそもそも会社にいないことから、必然的にオンライン面談をすることになりました。

今、初めてのオンライン面談を振り返ってみると、失敗だったと感じています。
産業保健スタッフは画面をオンにして顔を出して話をするものの、相談者はオフのまま。
面談の途中で「顔を見せてください」と言い出しづらく、相談者は一度も画面をオンにすることなく終わってしまいました。
こちらが顔を見せれば相談者も顔を見せてくれるはずと思い込んでいましたが、相手はそうではなかったのでしょう。
もしかしたら、体調が悪く、顔を見せることさえ抵抗があったのかもしれません。
そうような体調不良の人が、今までは健康管理室までわざわざ来室して面談していたことを考えると、自宅でできるオンライン面談のほうがよほど快適にリラックスした状態で話ができているように感じます。

また、相手の顔を見ずに話をするのは反応がわからず、やりにくいため、せめて初回の面談だけでも対面で実施したほうがいいのでは、という意見も上がりました。
しかし、社員に相談方法の希望を聞くと、オンライン面談を希望する社員が圧倒的に多かったことから、初回の面談でも希望に沿う形で対応しています。
対人が苦手な方にとって面談のことを考えるだけで緊張してくる方もおり、オンライン面談の活用は、相談のハードルが下がると言えます。
初回の失敗を生かして、オンライン面談の案内を送る際には、事前に画面をオンにしてもらえるようにお願いするようにしたことで、皆さん顔を出して対応してくれるようになりました。

休憩時間にちょっと家事!時間の有効活用

「テレワークをしていると、ちょっとした家事を休憩時間に済ませることができる」といった声を聞きます。
それぞれ会社のルールにもよりますが、業務中の中抜けが許されている社員さんのなかには、仕事を1~2時間中断して授業参観に参加した方もいます。
お子さんのいる家庭では、子どもが体調不良で学校をお休みするとき、また、保護者が参加する学校行事などで休暇を取得することが多いですが、テレワークで仕事の中断できるようになり、少しの時間の用事であれば仕事をお休みする必要がなくなりました。
今までは子育てや介護などで仕事を辞めざるをえなかった人たちにとっては「テレワークを取り入れながら仕事を続ける」も選択肢の一つとして定着しつつあります。
休憩時間や休暇の過ごし方、働き方の選択肢が増えることは、働きやすさにつながるでしょう。

また、健康管理室に相談に来る社員の中には、対人が苦手、職場の人間関係がしんどいと感じながら毎日出社していた方もいます。
そういった方たちからは「直接人と会わずに仕事ができたり、苦手な人と直接顔を合わせずに済むため気持ちが楽」といった声を聞きます。
自身の領域に入り込まれないよう距離を保てることは、メンタルヘルスの面からもいい環境と言えます。

テレワークが原因で不調になり、出社するようになったら元気になった人も実際はいましたが、テレワークを開始してからのほうがむしろ元気になった社員もいます。
「同僚や上司、部下に直接会わないほうが元気に働ける」とはなかなか職場で言いづらく、声としては上がりづらいかもしれませんが、筆者の肌感覚としては後者のほうが多いように感じています。

会いたい?会いたくない?その中間?

コロナ渦で、人と直接会いづらい環境になったことで、人との付き合い方を見つめる機会にもなりました。

人に積極的に会って話をしたい人もいれば、一人でいるほうが楽な人、人に会うのも好きだけど、たまには一人でいるのも好きという中間のような人、さまざまな人がいます。
働き方としても、毎日出社して人と会って仕事をしたいと思う人もいれば、できるだけ出社や人との対面は避けて働きたい人、出社とテレワークの両方をうまく使いながら仕事をしたい人テレワークを初めて経験して、改めて自身のタイプに気づいた方もいるでしょう。

さまざまな感受性があることを理解し、多様性を認めることで結果として組織力を高めることにつながるのであれば、テレワークはいいところをたくさん秘めた働き方の一つだといえます。

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保健師 さわこ

投稿者プロフィール

学校卒業後、行政保健師に従事。主に母子保健の分野で、新生児訪問や子ども発達相談などを経験。その後、看護技術も習得したいと考え、病棟、健診機関で看護師業務に携わる。現在は、「日本の元気は働く世代から!」という想いで産業保健の分野に従事。
行政、医療機関、企業、働くフィールドは違うものの、共通して人のためになる仕事ができることを嬉しく思っています。産業保健師として働く中での出来事、実際のところを皆さんと共有したいと思います。

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