産業医への相談内容の開示

産業医との面談

産業医との面談は、通常労働者と産業医が密室で行います。
密室ではなくても、話し声が第三者に聞き漏れない場所が必要です。
そこで話された内容により、産業医は労働者の就業場所や作業内容の変更、労働時間の短縮、休職/復職の措置に関する意見を企業へ提示します。

疑問点

ここで疑問になるのが、労働者と産業医で話した内容は誰かに開示されるかのか?という点。
結論から言うと、開示されることもあるし、開示されないこともあります。
産業医は医師であり、医師は守秘義務を負っています。
従って、労働者の同意がない限り、産業医であっても労働者の健康に関わる情報を伝えることはできないのです。

産業医の特権

しかしながら、以下2つは、同意なしで企業側に伝えることができます。

① 同意を得ることが困難だが、開示することが労働者に明らかに有益である場合
② 開示しないと公共の利益を著しく損なうことが明らかな場合

労働者は上記の産業医の役割を理解した上で、企業側へ報告される内容に関しては、面談の際に、もしくはその事前に、報告しても良い相手とそうではない相手を明確に伝えておくことが大切になります。

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杉井 将紘

杉井 将紘株式会社ドクタートラスト 常務取締役

投稿者プロフィール

IT企業に長年従事。その際の労働環境が整備されておらず、訴えても変わらない状況から健康管理会社のドクタートラストへ転職を決意。
畑違いの業界に戸惑いつつも、ITの力を駆使して産業保健業界に一石を投じるべく日々奮闘。
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】

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