10月20日は「世界骨粗鬆症デー」~どう予防する?~

10月20日は「世界骨粗鬆症デー」~どう予防する?~

本日、10月20日は「世界骨粗鬆症デー」です。
「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」、皆さんも一度は耳にされたことがあると思います。
その名称や対策商品は、CM等で何となくのイメージをお持ちなのではないでしょうか。
骨粗鬆症による大腿骨骨折が先進国で増えている唯一の国、それが日本なのです。

骨粗鬆症で骨がスカスカになる?

実感はありませんが、骨は新たに作られること(骨形成)と溶かして壊されること(骨吸収)を繰り返しています。
骨粗鬆症はこのバランスが崩れることで起こり、骨がスカスカになっていきます。
そもそも「スカスカ」の定義とはなんでしょうか。
骨密度は「骨量」と言われ、骨に含まれるミネラルの量を示しています。
しかし、骨粗鬆症は骨密度が低いことだけをいうのではありません。
骨の強度の70%までが骨密度(骨量)で、残りの30%は骨質と言われるコラーゲンの部分といわれています。
これらの組み合わせで3つの「スカスカ」タイプに分かれ、各タイプの割合は以下のようになるそうです。

A:骨密度低下・骨質正常型タイプ 50%
B:骨密度正常・骨質劣化型タイプ 30%
C:骨密度低下・骨質劣化型タイプ 20%

骨密度(骨量)が低下する人が全体の70%いますが、骨質が劣化している人も50%います。

骨粗鬆症はどんな人に起こりやすい?

骨粗鬆症は、圧倒的に女性、特に閉経後の女性に多くみられ、女性ホルモンの減少や老化と関りが深いと考えられています。
この原因は、性ホルモンです。
女性は、閉経や卵巣の摘出手術により、女性ホルモンが大幅に減ります。
個人差は大きいですが、大幅に減ると、減る前までは女性ホルモンにより抑えられていた骨を壊す細胞が活発になってきてしまいます。
男性も男性ホルモンが減ると同じような現象が起こるとのこと。
多くの女性の場合、この骨を壊す速度が速まるのは50代前後ですので、これくらいから定期的に骨密度を測る検査を受けることを推奨される医師が多いです。

骨粗鬆症の予防

骨粗鬆症になってしまってからの治療には、とても時間がかかります。
つまり、骨粗鬆症は予防がとても大切なのです。
日頃からの対策には、下記が有効です。

・ 転ばないように注意する
・ カルシウムを十分にとる
・ ビタミンD、ビタミンK、リン、マグネシウムをとる
・ 適量のタンパク質をとる
・ 禁煙し、アルコールは控えめにする
・ 運動、日光浴をする

骨粗鬆症は骨の生活習慣病です。
近年、日本の食生活が欧米化したことにより、魚や海藻を食べる機会が少なくなったことが原因で日本人はカルシウムが不足し、骨粗鬆症になりやすいという話もあります。
加齢が原因と安易に考えず、毎年10月20日の世界骨粗鬆症デーをきっかけに普段の生活を見直してみましょう。

<参考>
・ 国際骨粗鬆症財団「World Osteoporosis Day October20」
・ 医療法人社団正順会「骨密度が正常なのに骨粗鬆症ってどういうこと?」

<記事監修>
小幡祥子(保健師)

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小橋 凛株式会社ドクタートラスト

投稿者プロフィール

留学経験や外資系企業、大手企業での就業経験を通じて、働き方について外国と日本のギャップを目の当たりにしました。
会社の規模に関係なく、働く人を取り巻く環境を変えていかなければ、過重労働やメンタルヘルス不調が減ることはありません。
他業種での経験を活かして、元気で健康な社員づくりに努めていきます 。
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