在宅勤務中も雑談でコミュニケーションを活性化させよう

雑談(コミュニケーションの活性化)

「在宅勤務者が増え、社員間のコミュニケーションが減っている」
「職場の雰囲気が悪くモチベーションが低い」
「もっとチームの生産性をあげたい」

こういった悩みをお持ちの人事担当者の方も多いのではないでしょうか。
そんなときおすすめしたいのが「雑談」の活用です。
最近は、働き方が多様化し社員が同じ場所に一堂に会する機会も減っています。

この記事をお読みの方の中には、「最近は今までのように気軽に雑談できない」と感じる方もいらっしゃるのではないかと推察します。
直接会わなくても、文章でも雑談が可能です。
もちろん社員の多くが在宅勤務中でもできます。
この記事では職場ですぐに取り入れられる「雑談」について、事例を盛り込みまとめました。
ぜひ最後までお付き合いください。

雑談とはなにか?

雑談とは、わずかな時間でも間を開けず、挨拶や簡単な会話をしてその場を離れるコミュニケーションです。
「自分は話下手だし面白いネタもない」と考えた方もいらっしゃるかもしれませんが、雑談にオチは不要です!
面白いことを言えなくても大丈夫です!
雑談は話下手でも、面白い話ができなくてもかまいません。
雑談は人と人とのつながり、相手への思いやりです。
挨拶と一言二言の会話をして相手を気遣う言葉を伝えてさっと別れる、それだけで十分!
オンラインでの会話やメールでもやり取りの原則は同じです。
では、雑談の会話例を紹介します。

同僚「おはようございます」
あなた「おはようございます」
同僚「今日は3合のお米を4合のお水で炊いちゃったんだよ」
あなた「そうだったんだ。お米べちゃべちゃ……今日はこの後きっといいことあるよ!」
同僚「ありがとう。ではまた」
あなた「うん、またあとで」

この会話では、挨拶を交わした後に同僚が失敗談を話します。それに対しあなたは気遣いの言葉を伝えてすぐに別れます。
時間はほんの30秒ほどです。
雑談でオチをつけたりおもしろい話をする必要はありません。

職場における雑談のメリット

続いて、職場で雑談することのメリットを3つ紹介します。

1. ハラスメントの予防になる
2. 人間関係が良好になる
3. チーム力や生産性が向上する

それぞれみていきましょう。

1. ハラスメントの予防になる

普段から所属部署内でコミュニケーションを取ることがハラスメントの予防になります。
雑談できる職場は、何かあったときに上司への相談もスムーズです。

2. 人間関係が良好になる

雑談では相手に興味・関心を持って話を聴きます。
相手は自分の話を聴いてもらった!と感じ、信頼感がアップにつながりますね。
その結果、人間関係が良好になります。

3. チーム力や生産性が向上する

2でお伝えしたように人間関係が良好になると仕事での連携がしやすく、誰が何をやっているかも把握しやすくなります。
その結果、チーム力や生産性が向上します。

以上が雑談のメリットです。

在宅勤務でも雑談を取り入れよう

在宅勤務率の高い職場でも雑談はできます。
意識的に雑談を取り入れている企業の例では、オンラインでの打合せの最初や最後に参加者の近況や体調を伝えあう、メールの最後に仕事に役立ちそうな情報を一言添えるといった取り組みをしています。

社員が別々の場所で働きテキストコミュニケーションが主体になると、連絡も事務的、端的になりがちです。
ぜひ管理監督者から意識的に雑談を取り入れてみてください。
以上、雑談についてご紹介しました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

小幡聖子株式会社ドクタートラスト 保健師

投稿者プロフィール

複数の企業で健康管理室に勤務した後、ドクタートラストへ入社。
メンタルヘルスや女性の健康、ハラスメントなど幅広いジャンルでの社員向け研修を業種、規模問わず、さまざまな企業で実施している。特定保健指導や企業での社員面談など、個別のアプローチの実績も豊富。
また、外部媒体から依頼を受け、インタビュー取材の対応、寄稿なども積極的に行っている。
【保有資格】保健師、看護師、産業カウンセラー、キャリアコンサルタント、第一種衛生管理者
【ドクタートラストの保健師サービスへのお問い合わせはこちら】
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】

この著者の最新の記事

関連記事

解説動画つき記事

  1. 【動画あり】「抗原」「抗体」ってなに? コロナ抗体検査は必要?

一目置かれる健康知識

ページ上部へ戻る