産業医の仕事

産業医の主な仕事について

Q.契約中の産業医がいますが、今まで会社に一度も来たことがありま
せん。これは問題ですか?

A.問題ありです!

こういう企業さんは少なからず存在しているかと思います。いわゆる

産業医の『名義貸し』と言われる状態です。

もちろん、この状態は違法状態ですので、一日でも早い対策が必要

です。

産業医と契約したいが、実際どのような仕事をしてもらえるのか

A.産業医の主な業務は、以下の通りです。

【1】毎月一回以上の職場巡視

【2】安全(衛生)委員会への出席

【3】過重労働者面談

【4】メンタルヘルス対策

【5】健康指導・相談

【1】毎月一回以上の職場巡視については、衛生管理者と同行し、医師としての立場から職場内を巡視します。

点検しなければならない項目は、「職場巡視チェックリスト」を予め作成しておき、そのチェックリストを残すことが
大切です。

※弊社作成の「職場巡視チェックリスト」(エクセル)が必要な方はメールにてご連絡ください。 info@doctor-trust.jp

【2】衛生委員会の出席では、職場巡視して気づいたことの発表や、季節ごとの健康アドバイスなど、医師の意見を
述べていただきます。

【3】過重労働者面談につきましては、先週お伝えした内容を再度お伝えします。

① 時間外・休日労働時間が1月当たり100時間を超える労働者であって、

申出を行ったものについては、医師による面接指導を確実に実施するものとする。

② 時間外・休日労働時間が1月当たり80時間を超える労働者であって、

申出を行ったもの(①に該当する労働者を除く。)については、

面接指導等を実施するよう努めるものとする。

③ 時間外・休日労働時間が1月当たり100時間を超える労働者(①に該当する労働者

を除く。)又は時間外・休日労働時間が2ないし6月の平均で1月当たり80時間を

超える労働者については、医師による面接指導を実施するよう努めるものとする。

④ 時間外・休日労働時間が1月当たり45時間を超える労働者で、健康への配慮が必要

と認めた者については、面接指導等の措置を講ずることが望ましいものとする。

【4】メンタルヘルス対策は、メンタル不調者に対する支援(休職・復職判定)だけではなく、精神疾患が発生しないような職場環境を築けるようアドバイスいたします。

【5】健康指導・相談では、定期健康診断の結果に基づいて、産業医は、従業員の健康に関する指導や、
適正な職場配置の助言などを実施いたします。

≪コメント≫

産業医とご契約中の企業様は、せっかくお金を出して産業医と契約しているわけですから産業医さんにフルに働いていただく事が大切ですね。医師としての立ち位置から職場を巡視してもらう事により、新たな発見もあると思います。

また、労働者との面談については可能な限り多くの方と面談してもらえる環境を整備して欲しいです。

「忙しいから…」「売り上げに結びつかないから…」と言って面談をキャンセルする労働者も多いと聞きますが、上層部からの職務命令とするなどして、出来るだけ多くの方と面談するように努めていただきたいです。

長い目で見ると、絶対に企業にとって・労働者にとって利益につながる事だと私は思います。

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藤原 実株式会社ドクタートラスト 大阪支店

投稿者プロフィール

ドクタートラストに入社後、早7年。業種規模問わず、さまざまな企業に訪問させていただいております。それらを踏まえ、アドバイスをさせていただきます! 産業保健についてより身近に感じていただけるよう、肩の力を抜いて情報をお届けします!
【保有資格】健康経営アドバイザー
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】

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