コロナ疲れと6月病のダブルパンチでメンタル不調!企業にできることは?

新型コロナウイルスの感染拡大に対する不安はもちろん、仕事環境の変化などに伴いストレスを解消できる場が減少し、「眠れない」、「なんとなく疲れている」、「食欲がない」といった気力の低下を感じている人も少なくありません。
まして6月といえば梅雨がやってきます。
梅雨の時期は、気温の変化や気圧の変化にて自律神経の乱れが起きやすく、気分や体調を崩しやすい時期です。
どういった対応を行えば、新型コロナウイルスと梅雨による従業員のメンタルヘルス不調を予防できるでしょうか?
ここでは、企業がコロナ疲れと6月病によるメンタル不調から従業員を守るためにできることをわかりやすく解説します。

メンタル対策その①職場環境を整える

最初のメンタル不調対策は、職場環境の整備です。
新型コロナウイルスに対する不安、疲労が溜まることで、メンタルヘルスの不調や、うつ病につながることが考えられます。

定期的な消毒で不安を解消

この「新型コロナウイルスに対する不安」には、「自分のオフィスは感染症対策がきちんとなされているだろうか」といったものも含まれます。
企業として、感染症対にも配慮した職場環境を整え、従業員のメンタルヘルス不調を予防していきましょう。
消毒グッズも少しずつ手に入りやすくなってきたので、これらを購入し、不特定多数が触れるドアノブ、手すり、エレベーターのボタンなどを定期的に消毒するほか、消毒グッズを従業員が自由に使えるようにもしましょう。
環境を整えることで、感染症対策はもちろんのこと、従業員の不安軽減にもつながります。

正しい情報入手を行う

注意してほしいのは、感染症対策のためよかれと思った行動であっても、方法を間違えると意味をなさないどころか逆効果になる点です。
たとえば次亜塩素酸ナトリウムを空気中に噴射することで人体の危険が及ばされる可能性があったり、布マスクも正しい方法で洗濯しないとかえって不衛生になったりします。
正確な情報を取得し、適切な方法で感染予防行動を行うようにしましょう。

梅雨時ならではの換気方法

また、梅雨で雨が多くなる時期で換気がしづらい時も多くなるのではないでしょうか。
窓がある場所であれば、毎日時間を決めて換気を行う、2方向の窓を開ける、窓がないのであれば、扇風機、サーキュレーターを使って、効率よく換気を行うなどで空気の循環を行いましょう。

メンタル対策その②情報提供と相談できる環境づくり

正しい情報を提供する

新型コロナウイルスに関する情報が連日報道されており、感染拡大や今後の生活に対する不安が生じてしまいます。
「どれが正しいの?」「これって本当?」といった不安がストレスにつながっている可能性があります。
そのため、新型コロナウイルスに関する正しい情報を社内で周知、共有し、従業員の不安やストレスを軽減に努めましょう。

相談できる環境づくり

また、従業員の変化を気にかけられるようにもしておきたいところです。
周囲の人について「なにかいつもと違う」と感じた場合、あるいは体調の変化が気になったときは積極的に「大丈夫?」と声掛けをするように、社内で周知しましょう。
企業側ではそういった方々を産業医をはじめ産業保健スタッフとの面談につなげられるよう環境を整えておいてください。
メンタルヘルスに限らず、健康面では変化に対してなるべく早い段階での対応が鍵となります。
相談があったときには話を聞く、適切な情報を提供する、必要に応じて事業場内産業保健スタッフ等や事業場外資源への相談や受診を促すなど、対応を検討しましょう。

在宅勤務におけるメンタルヘルスの不調の予防方法のすすめ

企業によっては、緊急事態宣言解除後も、在宅勤務を原則としているところも多々見受けられます。
在宅勤務が長期化することで、自宅における整備の部分でのハード面はもちろん、ソフト面での対策も求められてきます。
オフィスとは仕事のやり方が変わってやりづらさを感じたり、業務とプライベートを切り替えが難しい、必要最低限のコミュニケーションになり孤独感を感じてしまう、などによりメンタルヘルスの不調を生じてしまう人も多いのではないでしょうか。
業務とプライベートの切り替えのため勤務開始時と終了時には上司に連絡する、コミュニケーションはメールで済まさずに、電話や画像を通じたミーティングを行う、在宅勤務の効果を上げるためのチーム間で考えて実行してみるなど在宅勤務の方法を、今一度検討したいところです。
また、体を動かす機会を設けるためにリモートワーク中、各々の自宅でヨガや体操など画面を共有しながら一緒に行ってもいいかもしれませんね。

<参考>
厚生労働省「職場における心の健康づくり~労働者の心の健康の保持増進のための指針~」
日本産業衛生学会「職域のための新型コロナウイルス感染症対策ガイド」

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中森チカ

中森チカ株式会社ドクタートラスト 保健師

投稿者プロフィール

看護師として病棟勤務を経て、地域の保健師として高齢者の総合相談に携わりました。生活習慣病の予防や健康寿命の延長のためには病気になる前からの習慣づけが重要であると思い、現在は産業保健師として働いています。
今までの経験を活かして、わかりやすく、実践しやすい情報をお届けします。
【保有資格】看護師、保健師
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