血糖値コントロールで仕事のパフォーマンスをアップさせよう

お昼ご飯を食べた後って、眠くなりますよね。
実はこれ、「血糖値」が関係しているんです。
血糖値が高いと糖尿病になるのはなんとなくご存知だと思いますが、病気になっていなくても、血糖値は私たちの日々の体の調子に大きく関わっています。
血糖値のしくみを知ってうまくコントロールするだけで、体調管理に好影響をもたらすのはもちろん、パフォーマンスをあげることだってできるのです。
今回は、1日を元気に過ごす血糖値のコントロールの方法をお伝えします。

そもそも血糖値とは?

健康診断で「血糖値」をしっかり確認したことはありますか?
血糖値は読んで字のごとく、「血液の中にある糖分」の量を表した値で、さまざまな病気の診断に用いられます。
普段80~100mg/dl前後で推移していますが、食事、運動などの生活環境により変動します。

血糖値変動による影響

上の図は、食事による血糖値の変動具合を示したグラフです
縦軸が血糖値の値、横軸が食後の経過時間を表します。
まず正常である青いラインの見てみると、食事を摂った後血糖値が上がっていますね。
血糖値は食事をとると上がります。
けれども血糖値が上がりっぱなしでは、血管を傷つけるなど悪い影響を及ぼしてしまうため、体の働きで自然に下げてくれます。
一方、危険なのがこの血糖値が急上昇している赤いラインです
この状態になると、眠気が一気に襲ってきたり、集中力の低下などを引き起こすことがあります。
血糖値の急上昇は、以下のような状態のときに起こります。

・ 前の食事を欠食

朝ごはんを食べず、1日の初めての食事が昼食だったときや、朝は食べたけど昼を抜いて夜食べるときなどが挙げられます。
空腹状態が長ければ長いほど、食事の時血糖値は上がりやすくなると言われています。

・ 糖分の多い食事

単純に糖分の量が多い つまり白米の大盛を食べるとか、おかわりとか、甘いものをたくさん食べたりすると急に上がります
そのような行動をとることによって、食後から30分~1時間後 強い眠気が起きると言われています

血糖値急上昇対策

・ 朝食を抜かない

空腹状態が長いと、次の食事の際、血糖値は上がりやすくなります。
食事は3食とるようにしましょう。
朝ごはんはなかなか時間がなくて難しい…という方は、ゼリー飲料やバナナ1本でも良いので、何か口に含むことを目指しましょう。

・ パスタ、どんぶりなど1品モノを食べるときは野菜を摂る

野菜が血糖値を挙げるのを抑制する働きをしてくれるのですが、定食と違って1品モノだと野菜の量が十分ではありません。
糖分の量が多いのも相まって、血糖値が高くなってしまいます。
そのため、1品ものを食べるときはサラダをつけるか、1品モノではなく定食を選ぶようにしましょう。

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