子どもと一緒に在宅勤務はできる?~仕事の時間を確保できないワケ~

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子どもと一緒に在宅勤務はできる?~仕事の時間を確保できないワケ~

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、多くの学校で3月2日から一斉休校となりました。
働く親にとっては前代未聞の事態。
仕事はどうなるのか、子どもたちはどうなるのか不安は尽きません。
しかし、前代未聞の事態だからこそ、なんとか受け入れて前に進んでいくしかないのが現実です。
今回の一斉休校や感染拡大予防のため、在宅ワークや時短勤務、フレックス出勤など多様な働き方が一層推奨されることになりました。
さて、我が家には小学生が1人、未就学児が2人の計3人の子どもがいます。
休校に伴い3人と一緒の毎日。
「さぁ、今日は◯◯をやろう!」と心に決めますが、とにかく負担になるのが食事の準備。
朝と夜は毎日のことなので、一食増えるだけのはずですが、昼食が増えるだけで急に負担に感じる方も多いのではないでしょうか。
朝食を作り、食べさせ、片付け。
家事を終えたら、あれ?もう少ししたら昼食の準備をしないと……。
でも、その前に少し子どもと散歩しよう。
そしてまた昼食を作り、食べさせ、片付け。
小学生はもちろん一人で食べられますが、未就学児はポロポロこぼすし、なかなか食べない。
末っ子はすぐ椅子の上に立つため気が気じゃない……。
子どもたちが食べ終わり自分が食べようと思うと、末っ子が邪魔をしてくる。
上の子達が話しかけてくる……。
ご飯を食べて眠くなった末っ子はグズグズ。
末っ子がお昼寝をして、ようやく「なにかしよう!」と思える時間ができるので、ここで少し仕事をします。
そして3時すぎになると、子どもたちにおやつを出します。
おやつを食べると、また少し洗い物・片付け。
おやつの後はまた少し仕事できる時間ができます。

子どもの要求は尽きない

結局日中、仕事に時間を割けたのは、トータル2時間未満でした。
「子どもが寝たら……」と思いながら晩御飯の買い物・準備と、夕方から夜の慌ただしい時間がやってきます。
ご飯、お風呂、歯磨きが思ったより早く終わったため、子どもは遊ばせておいてパソコンを開くと興味津々な末っ子がパソコンに寄ってくる。
子ども部屋に連れ戻し、再度パソコンを開いてほっとしたのもつかの間です。

「ママ、鼻血!」
「え〜! なんで今!」

結局ほとんど何もできないまま、子どもが寝た後はもう自分のやる気が続かない。
子どもが起きる前にやればいいと思いながらも、眠い。
こんな毎日です。

家庭環境によってできることは異なる

こうして自分の生活を振り返ってみてまず感じることは、自分のスケジュール管理の甘さと子ども3人に向き合う体力のなさです。
今回の一件を機に、職種によっては在宅ワークに切り替えたお父さん、お母さんも多くいらっしゃいます。
また、半分出勤・半分在宅といった働き方も耳にします。
きっと皆さんご苦労をされながらお仕事に取り組んでいらっしゃるのだろうと思います。
年齢の違う3人の子どもと過ごして思うのは、以下の状況だと、なかなか思うように仕事の時間が取れないということです。

・ 子どもの人数が多い
・ 手のかかる年齢の子どもが複数いる
・ 自分以外に家事をする大人がいない

逆に、以下のような状況だと少し違ってくると思います。

・ 子どもが全員小学生以上
・ 子どもがまだ赤ちゃんであまり動かない、昼寝の時間が長い
・ 夫婦共に在宅ワークや、祖父母と同居していて協力が得られる

私の仕事は幸い時間で決められているわけではありませんが、日常的に決まった時間にテレビ会議や電話などをする必要がある場合は、小さい子どもがいると難しいと思いました。

窮地でこそ見出せるものも

こんな毎日ではありますが、我が家は比較的年の離れた兄弟なので、これから先の人生、3人がこんなに長いあいだ一緒にいられることもないだろうと思い、良い経験として前向きに考えるようにしています。
今や日本だけでなく世界中が一丸となって取り組んでいかなくてはならない事態となった新型コロナウイルスの問題。
いつか通常の生活に戻っていかなくてはなりませんが、これを機に「働き方」について企業も働く人も真剣に考えるようになったのではないでしょうか。
在宅ワークがすべての人に合うわけではありませんが、窮地だからこそ仕事の見直しをして、必要なことやできることを真剣に考えていく必要があるでしょう。

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田中 祥子

田中 祥子株式会社ドクタートラスト 産業保健部 保健師

投稿者プロフィール

企業の健康管理室で働いていた経験をさまざまなかたちで皆さまにお届けします。
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】

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