労災の早期発見について

ケーススタディー:労災の認定

Q:プログラマーのSさんは、先週、右上肢の痛みやしびれなどを訴え整形外科を受診したところ、頸肩腕傷害と診断されました。
実はSさんは2011年2月頃から、右上肢の痛み、しびれなどの症状は感じ始めており、整骨院に通っていました。

またSさんはこの4年ほどの間、以下のようにいくつも会社を変わっています。
症状が発生したのはA社を退社する少し前です。
どの事業所から証明をもらって請求すべきなのでしょうか?

2010年4月~2011年3月:A社
2011年4月~2011年12月:B社
2012年1月~2013年3月:C社
2013年4月~現在:D社

A:労災は2年までさかのぼって請求できます。
Sさんは2年前から症状がでていたようですが、整骨院では頚腕の診断ができません。
そのため労災請求は「できません」。

労災の認定の基準

Sさんが初めて整形外科を受診し、診断を受けた先週が「発症」となり、現在のD社の証明をもらって労災請求を進めることになります。
このように、実際には労災が起きていても、本人が労災であると気づいておらず、そのままなかったことになってしまうケースもあります。
こうした労災に気づき、そして社員を守ることもとても大切なことです。
社員の方々の変化や体調にしっかりと目を配ること、気づくこと。
先輩や上司の方々の役目のひとつではないかと思います。

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大沼 泉株式会社ドクタートラスト ストレスチェック研究所

投稿者プロフィール

結婚・出産・育児といったライフイベントを乗り越えながら女性がいきいきと働くには、どんな職場環境が望ましいのか。ブラック企業から転職し、産休育休を経た経験をもとに、産業カウンセラー、そして働くママ社員の立場からさまざまな情報をお伝えしてまいります。
【保有資格】産業カウンセラー
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】

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