おすすめな職場運動~コグニサイズ~

以前、産業保健新聞で「業務効率化には休憩が大切」だとお伝えしました。

今回は、とっても簡単で職場運動としておすすめな「コグニサイズ」を紹介します!
社員各自でこまめに休憩をとるのはなかなか難しいですよね。
ぜひ、全社的に取り入れてみてはいかがでしょうか。

コグニサイズって?

日本は今、超高齢化社会がどんどん進んでおり、そのなかで福祉・医療への影響はより大きくなっています。
また高齢化社会に伴い、認知症は年々増加しているといわれています。
そんな中、国立長寿医療研究センターが認知症の予防に「コグニサイズ」を提案しています。
コグニサイズとは、コグニション(認知)とエクササイズ(運動)を組み合わせたことを意味します。認知症やMCI(軽度認知障害)の予防に対して、運動と頭の体操を同時に行うことが効果があるとして、国立長寿医療センターが推奨しています。
認知症予防のための運動と職場運動は関係ないように思えますが、実はこのコグニサイズ、職場運動にぴったりなんです!

コグニサイズが職場運動におすすめな理由

コグニサイズは頭を使いながらする運動です。
前回の記事で「研究では休むときには一切業務に関わる作業はしないほうが、より効果的である」とお伝えしましたが、まさにコグニサイズはこの考えに合っています。
また、失敗や成功を通して、社内でのコミュニケーションにもつながります。

簡単!「コグニステップ」!

簡単にできるコグニサイズのひとつ、「コグニステップ」を紹介します。
簡単かつ狭いスペースでもできるのでオフィスでも取り入れやすくなっています。

① 1、2……と数を声に出して数えながら、ステップを踏みます。

<基本ステップ>
1 → 右足を右へ
2 → 右足をもどす
3 → 左足を左へ
4 → 左足をもどす

② ステップを踏むときに、「3の倍数」の時には声に出さずに手をたたきます。
例)1 右足を右へ → 2 右足をもどす → 3 左足を左へ(手をたたく) → 4左足をもどす → 5右足を右へ → 6右足をもどす(手をたたく)……

ここで重要なのは、失敗しないことではありません!
しっかりと頭で考えながら取り組むことが大切です。
ぜひみなさんも試してみてください。

<参考文献>
国立研究開発法人国立長寿医療センター「認知症予防運動プログラム『コグニサイズ』」

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