デキる管理職を目指すなら必読!マネジメント・コンピテンシーリストを活用しましょう

近年、「コンピテンシー」という言葉が仕事の評価や採用面接で注目されています。
コンピテンシーとは「高い成果につながる行動や思考の特性」という意味で、生産性が高い社員の行動や思考を他の社員にも広める手法のひとつとなっています。
今回はそんなコンピテンシーの中でも、英国安全衛生庁(HSE;Health and Safety Executive)が示すマネジメント・コンピテンシーについて紹介します。

重要性を増す管理職の役割

企業における管理職の役割は重要性を増していて、自身もプレイヤーとして働きながら部下のマネジメントもしなくてはならない管理職の方も多いのではないでしょうか。
それに加えて職場で労災事故などが発生した場合には直属の上司の管理体制が問われるケースも増えてきています。
また部下の立場からしても上司からかけられた一言によってモチベーションが上がることも、下がることもあるため管理職が部下とどのような姿勢で接しているのかが、その組織の生産性にもつながってきます。

マネジメント・コンピテンシーとは

マネジメント・コンピテンシーは次の4つの大分類に分けられ、以下のサイトで詳細な項目を見ることができます。

東京大学大学院医学系研究科精神保健学・看護分野「事業場におけるメンタルヘルスサポートページ」

領域1 部下への配慮と責任

A:誠実さ
B:感情コントロール
C:配慮ができる

領域2 現在と将来の仕事を適切に管理する

A:先の見通しをたてて仕事をする
B:問題解決にあたる
C:メンバーの意識を高める/権限を与える

領域3 チームメンバーへの積極的な関わり

A:身近な存在である
B:社交的である
C:共感を持って接する

領域4 困難な状況における合理的な考えと対処

A:対人関係への対応
B:組織が持つ資源の利用
C:責任を持って問題解決にあたる

実際に各項目についてチェックをしていくと普段のメンバーとの関わり方について、少し立ち止まって考える機会になるのではないかと思います。

自身のマネジメントの強みと弱みを知る

このマネジメント・コンピテンシーリストがすべてできているという管理職の方は非常に少ないと思います。
ですので自身のマネジメントの傾向や上手くできていること、そうではないことを知るためにこのリストをチェックすることをお薦めします。
たとえばこちらのリストを活用して管理職研修を行うようなケースもあります。
参加者それぞれが自分の結果を見せ合い、自分が苦手としている項目に関するアドバイスをもらうなどすることでマネジメント・コンピテンシーを向上させるような取り組みも可能ですので、ぜひご覧ください。

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