星座を描いて逆境に強くなる~点をつないで線にしよう~

「産業保健新聞」を運営しているドクタートラストでは、企業からのご要望にお応えし、4月より大阪で無料セミナーを行っています。
記念すべき第1回のテーマは「ストレスに強くなるためのレジリエンス」で私が講師を務めさせていただきました。
セミナー講師を務めた直後、実家で断捨離をしていた際、学生時代のノートをパラパラとめくっていると心理学のさまざまな理論がレジリエンスに応用できることに気づいたので、今回はそれらのうちいくつかをご紹介します。

※ドクタートラストの無料セミナー情報はこちら:ドクタートラストの無料セミナー
※大阪で開催した無料セミナー第1回の詳細はこちら:※大阪初開催!※無料セミナー「ストレスを強みに変えるビジネスパーソンになる ~困難を乗り越えるためのレジリエンス・セミナー~」

状況に意味が見いだせないときは…

人は災害や事故など大変な境遇に巻き込まれたり、日々の仕事で失敗したり、嫌な境遇に遭ったときに「なぜ自分の身に降りかかるのか!」と思うことがあります。
一方で、精神的なチャレンジがない状態も辛いですよね。

「今の仕事はつまらない。こんなことやっていて意味あるのかな」

こんな疑問を投げかけ、無気力に襲われることも人生であるかもしれません。
そんな時に思い出してほしいのがユング心理学のコンステレーションという概念です。
コンステレーションとは英語の「星座」を意味するのですが、一つひとつの事柄や出来事(星)だけでは何の意味もないようであっても、あるとき、それらが一つのまとまりとして全体的な意味(星座)を示していることに気付くようになることです。

タイミングはレジリエンスの教訓化ステージ!

皆さんは「レジリエンス」ご存知でしょうか。
すでに「産業保健新聞」でも何度か取り上げていますので、詳細は以下の記事を参照ください。


このレジリエンスには、次の3つのステージがあります。

① 底打ち
② 回復
③ 教訓化

渦中にいるときは冷静さを失ったり、状況を受け入れられないことが多く(①)、壁を乗り越えるために必死で這い上がろうとしている時は余裕がない状態ですが(②)、少し時間が経って落ち着いたとき(③)がコンステレーションの絶好のタイミングです。
過去を振り返り、俯瞰してみると「それが起きたことで今の自分があるのだ」「それには意味があったのだ」と人生の教訓を実感された経験が皆さんもありますよね?
あのスティーブ・ジョブスは「先を見通して点をつなぐことはできない。振り返ってつなぐことしかできない。だから何らかの形で点がつながると信じることだ」というスピーチを残しました。
その時点では混沌として何の意味も見出せず途方にくれていても、きっと自分を成長させてくれる試練なんだと信じること。
また、時期がきたときに過去を振り返り、点から線を描いて星座を描いてみること。
これらが大切だと理解できます。

レジリエンス強化への期待

私自身、レジリエンスセミナーを実施したことで、学生時代にぶつ切りで学んだ理論とレジリエンスを自然に結び付けることができました。
これもコンステレーションの一つかなと理解しています。
また、カウンセリングの現場では、過去の辛い体験がどう今につながっているか、クライエントに内省を促すことがあるのですが、まさにこれがコンステレーションとなっていたことに改めて気づきました。
コンステレーションされることで意味が創造され、その人の自信や自己効力感に影響が及び、レジリエンスが強化できると期待されます。
あなたは過去のつらい経験からどんな星座を描きますか?

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