”パーキンソンの法則”を理解すれば生産性向上にすぐ役立つ!

皆さんは、「パーキンソンの法則」をご存知でしょうか?
うまく活用することによって生産性の向上につなげることができる法則です。

パーキンソンの法則とは?

パーキンソンの法則は、イギリスの歴史学者・政治学者であるシリル・ノースコート・パーキンソンによって、次のように提唱されています。

仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する

これだけだと少し理解しづらいと思いますので、わかりやすい例をご紹介します。
子どもの頃に夏休みの宿題を休みが終わる直前に慌てて片付ける、なんてことをしていた人もいるのではないでしょうか?
かく言う私もそんな子どもの一人でした。
つまり、人間は与えられた時間をギリギリまで目一杯に使ってしまうということです。

パーキンソンの法則を打ち破ろう!

前述の例だけですと、パーキンソンの法則=怠け者な印象を受けかねませんが、考え方によっては生産性を高め、仕事を効率的に行うことができるヒントになっているのです。
仕事効率アップにつながる、わかりやすい例をあげてみます。

ある月曜日、上司から以下のような指示があったとします。

「今週金曜日の会議で使う資料を、木曜日の午前中までに作ってほしい」

あなたなら、どう作業を進めるでしょうか?
木曜日まで数日の猶予がありますので、今日やらなくてもいいやと考えたり、資料作成のための資料集めに時間をかけたり…。
結局猶予があったにもかかわらず、当初の締め切りを律義に守り、木曜日に提出となってしまう。
パーキンソンの法則に合致してしまっています。

そこで、考え方を変えてみましょう。
資料作成にあたり、作業工程を細かく区切り、その工程ごとに締め切りを作るのです。
たとえば、資料集めはこの日までに終わらせる、草案はこの日までに作成する、修正はこの日までに終わらせる…。
一気にやろうとするとそれなりの時間がかかってしまうかもしれませんが、少しの時間で少しずつでも確実に進められれば、「時間をすべて満たすまで膨張」する前に作業が完了し、締め切りである木曜日よりも前に資料を提出して、他の仕事に手を付けることができるかもしれません。
これだけで生産性向上になっていませんか?

パーキンソンの法則は活用次第で大いに役立つ

余裕があることに安心してダラダラ進めることは、現在の求められている「働き方」とも乖離してしまいます。
考え方をあらため、より効率的に生産性の高い仕事をすることを目指してみましょう!

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倉科彩香株式会社ドクタートラスト 健康経営エキスパートアドバイザー

投稿者プロフィール

大学の獣医学部で動物看護師の資格を取得。その後新卒で入社した動物病院を取引先に持つ会社ではやりがいはあったもののその分残業も多く、自身のこれから先の働き方、ライフワークバランスに対して考えるきっかけとなる。その中でドクタートラストを知り、産業保健について興味を持ち、転職。
法令順守のみならず、その先の健康経営の体制作りのサポートができるよう、日々勉強しております。
【保有資格】健康経営エキスパートアドバイザー
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】

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