
Q.企業として、社員を夏バテから守る方法はありますか?
A.オフィスの環境を下記のように変えることで、夏バテを予防し社員の方が健康に働くことができます!
前回夏バテチェックシートをご紹介しました。
その際、規則正しい生活をすることが一番の予防であると伝えましたがその前に、オフィスの環境を整えることでできる対策があります。
1. 冷房温度を下げすぎない
節電対策も含め、オフィスの冷房温度を上げ、クールビス対策をとられている企業さまも多いと思います。
冷房のきいた室内と蒸し暑い外を往復すると、身体はその変化についていけません。
5度以上の温度差に対しては、身体の温度調節機構はうまく働かなくなります。
冷房温度は28度程度とすることがオススメです。
2. こまめに上着を脱ぎ着する
オフィスが寒くても、冷房を勝手に止めてしまうこともなかなかできません。
そういう時は上着を一枚持ってこまめに脱ぎ着することが大切です。
とにかくなるべく体を冷やさないようにしましょう。
3. 冷房よりも除湿、扇風機をうまく使う
湿度が低いと涼しく感じるので「冷房より除湿」を心がけましょう。
さらに風があると体表から熱が奪われて涼しくなるので扇風機を併用するのもオススメです。
冷房の向きは、直接体を冷やさないように、風向きは天井に向けるのがポイント。
直接冷たい風が体にあたるようにすると、体の表面の熱が奪われつづけることになってしまい、体が疲れてしまいます。
同様に扇風機も首を振るようにしましょう。
また、オフィス内の空気が流れることでオフィス全体を涼しくすることができます。
4. 冷たい飲み物をがぶ飲みしない
外出から帰ってきて飲む冷たい飲み物は、なかなか心地よいものです。
しかし冷たい飲み物を取りすぎると、胃液が薄まり消化機能の低下を招いてしまいます。
オススメはぬるめのミントティー。
ミントには食欲増進や、胃や腸の消化、働きを高める作用などの効果があり、爽快感もあります。
また、他にも常備の麦茶に梅干を入れて飲むのも効果があります。
梅干の塩分は汗によって失われた塩分の補給になりますし、麦茶の一気飲みを避けることにもつながります。
また、梅干は食欲を促進する作用もあるので、まさに夏バテの薬ともいえます。
5. 上手に汗をかく
汗をかくのはカラダの温度調節のためにもとても重要です。
しかも、血流も良くなる、老廃物も出ていくという効果もあります。
暑いからといって身体を動かさないとうまく汗をかくことができなくなります。
帰り道、少し先の駅まで歩いてみるなど適度な運動を心がけましょう。
こうした小さな心がけから、夏場を快適に乗り切ることができます。
社員に負担をかけないオフィスの環境作りを、今から心がけてみてはいかがでしょうか?