
インフルエンザの流行シーズンがやってきた。
現在、日本各地ではインフルエンザの流行が『警報』レベルに近づいており、
埼玉・千葉・東京・神奈川の首都圏ではすでに『警報』が発令されている。
そして今年(2014年)のインフルエンザだが、
流行しているインフルエンザのタイプに、昨年とは大きく違う特徴がある。
それは、5年前に「新型インフルエンザ」として猛威を振るった「H1N1型」というウイルスが
感染者全体の47.4%と半数近くを占めているということである。
また、このH1N1型のウイルスの中に、
タミフルが効きにくいタイプのものも表れてきているとのこと。
H1N1タイプのウイルスは、大人が感染しても従来の型より重症化しやすいということはないが、
小さな子供や若年層、高齢者は重症化しやすいようである。
ご家庭に高齢者や小さなお子様がいらっしゃる方は特に注意が必要である。
インフルエンザのワクチンを打ったから大丈夫???
インフルエンザワクチンの中には、H1N1に対する株も含まれているので、
ワクチンを打った方は確かに「発症しにくい」「重症化しにくい」と言える。
しかし、インフルエンザワクチンの予防効果は100%ではない。
インフルエンザワクチンを打っていても、人はウイルスに感染する。
一般的に、高齢者や子供では予防率が低く、青年期では高くなるが、
疲労や睡眠不足、ストレスなどの要因があれば、
働く世代で予防接種を受けていたとしても、インフルエンザにかかる確率は高まる。
予防接種も打ったから自分は絶対かからない!!
ではなく、マスク、手洗いなど予防をしっかり行い、
なるべくしっかり睡眠を取る、栄養を取るなど疲労回復に努めよう。