腰痛の労災認定について

連日の暑さに、社内の冷房を入れ始めた企業様も多いのではないでしょうか?
空調などによる強制的な冷えは、快適さを超えると体に害を与えるものです。
先日空調管理についての記事もこちらのブログに掲載されていましたが、
本日は冷えとも関係の深い、腰痛について書かせていただきます。

冷えと腰痛

長時間による座ったままのパソコン作業の上に空調による冷えが原因で、
他にも、長時間の組み立て作業や運搬作業中などに
腰痛を発症するケースは決して少なくありません。
しかし、腰痛は実は労災の認定を受けることが非常に難しいということはご存知ですか?

腰と労災認定について

一般的に労災認定を受ける為には、業務とケガ・病気との間に因果関係が認められる必要があります。
しかし、腰痛の場合、業務中の事故などと違い、
本当に業務が原因なのかどうか特定するのがかなり難しく、認定されづらいのです。
災害性の原因による腰痛(業務中の突発的な要因による怪我に当たるもの)であれば、労災認定が下りるケースはあるのですが、災害性の原因によらない腰痛(日々の業務による負荷が徐々に作用するもの)では、認定はかなり難しいと考えられるでしょう。

例えば仕事中にぎっくり腰を発症したとしても、
発症原因が日常生活の動作から生じるものとされている為(床に落ちたものを拾うなど)、
なかなか労災として認められないのが現状です。
前述したような、長時間着座による急性ヘルニアなどは社員の方が自分の体を管理し、
そして企業の管理者の方々が、環境を管理することが大切なのです。

仕事の最中にストレッチをして怒られる、という環境ではなく、
大きく伸びをして、しっかりと働けるような環境を。
社員が安心して健康に働ける環境作りを心がけて、
元気に社員が働けるよう調整することが、労災を防ぐ上で一番大切なことではないでしょうか。

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大沼 泉株式会社ドクタートラスト ストレスチェック研究所

投稿者プロフィール

結婚・出産・育児といったライフイベントを乗り越えながら女性がいきいきと働くには、どんな職場環境が望ましいのか。ブラック企業から転職し、産休育休を経た経験をもとに、産業カウンセラー、そして働くママ社員の立場からさまざまな情報をお伝えしてまいります。
【保有資格】産業カウンセラー
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】

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