社員旅行中に怪我をした場合、労災保険は適用される?

早いものでもう5月中旬ですね。
この時期に社員旅行を企画されている企業様も多いのではないでしょうか。
今回は「社員旅行中に起きた怪我などに労災保険が適用されるのか」についてお話ししたいと思います。

・ 労災(労働災害)とは労働者が業務中、もしくは通勤中*に怪我を負ったり、事故にあったりすることをいいます。*正規の通勤ルート内のみ
・ 労災保険とはその名の通り、被災労働者またはその遺族に対し、所定の保険給付を行う制度です。
これは、被災労働者の社会復帰の促進や遺族の援護を目的として行われています。

これについては、さまざまな解釈がありますが、実際に判断認定を行う労働基準監督署の過去の認定例を見ると、社内旅行中に起きたケガについて業務上と認定された例は少ないことが現状となっています。
だからといって、全てが労災認定外になるわけではありません!
以下の要件を満たした場合、社員旅行が業務(職務の一環)とされ、労災が認定されることがあります。


そういうことです!
繰り返しになりますが、職務の一環として行事に参加していれば業務となる場合が多いです。
たとえば、幹事として参加されていたAさんと、任意で参加していたBさんが同じ状況で同じケガを負った場合、Bさんは業務災害とは認められないでしょうが、AさんについてはBさんとは同列に判断できない別の要素が加わりますので注意が必要です。
つまり、行事そのものが業務としてみなされない場合でも、その行事に世話役や幹事役として参加する場合は、業務としての実態を帯びてくることになります。
ただ、幹事としてこれらの行事に参加すること自体には業務性はあっても、その間の個々の行為のすべてが業務行為となるわけではありません。
たとえば、本人の意図的な行為や、俗に言う悪乗りのような行いが原因となって災害を引き起こした場合だと、災害と業務との関連性が認められなくなりますので、この場合は労災とはなりません。
まとめると、

ということになります。
楽しい行事のはずの社員旅行で労災の心配などしたくないとは思いますが、このような判定基準で労災かどうか決まることもありますので、頭の片隅にでも置いておいていただければと思います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

解説動画つき記事

  1. 重症と軽症の違いはなに?〜新型コロナウイルス~

    【動画あり】重症と軽症の違いはなに?〜新型コロナウイルス~

  2. 「新型コロナウイルス感染症対策」の動画、資料、ポスターを公開しました

  3. 【動画あり】在宅勤務で新たなハラスメント「リモハラ」「テレハラ」が発生

一目置かれる健康知識

ページ上部へ戻る