夏以降も要注意! ブルーライトが引き起こす肌へのダメージ

紫外線対策が叫ばれた夏が終わり、安心しているあなた!
第3の紫外線といわれているブルーライトの存在を忘れていませんか?
眼に様々な影響を与えるといわれているブルーライト。
でも、その影響は眼だけではないんです!
今一度、ブルーライトについて考えてみましょう。

ブルーライトとは

電磁波のうち、ヒトの眼で見える波長のものを可視光線といいます。
この可視光線の中でも、もっとも波長が短く強いエネルギーを持ち、紫外線に近い光がブルーライトです。
LEDディスプレイやLED照明には、このブルーライトが多く含まれていますが、機器によって発されるブルーライトの量には違いがあります。
多い順に並べると、スマートフォン、携帯ゲーム機、パソコン、液晶テレビとなります。

人体に与える影響

ブルーライトが人体に与える影響にはどのようなものがあるのでしょうか。
多くの指摘があり、その根拠については未だ研究段階ですがいくつか紹介してみたいと思います。
・ 眼
強力な光であるため、まぶしく感じる、眼のピント調整に負担をかける、さらには長時間光にさらされることによる眼の乾燥やかゆみ、充血などのリスクが挙げられます。
また、網膜の中心部にある「黄斑」がダメージを受け、加齢とともに増える眼病「加齢黄斑変性」の原因になる場合があります。

・ 睡眠
夜も明るい環境や、夜遅くまでパソコンなどのLEDディスプレイでブルーライトを浴びる生活は、体内時計を乱れさせ、自律神経系や内分泌系、免疫系にも悪影響を及ぼします。
寝付きが悪い、眠りが浅いといった「睡眠の質の低下」も、その一つでしょう。
しかし、ブルーライトは不必要なものかと言われると、決してそうではありません。
体内時計の乱れをリセットするために重要なのも、ブルーライトなのです。
網膜が強いブルーライトの刺激を受けると、脳は「朝だ」と判断し、メラトニンという睡眠を司るホルモンの分泌が抑制され覚醒し、ブルーライトの量が減少すると「夜だ」と判断して、メラトニンの分泌が活発になります。
時差ボケの解消には朝の光を浴びるといいといわれるのは、ブルーライトを多く含む朝の太陽の光でサーカディアンリズム(体内で昼夜を作り出すリズム)がリセットされるからです。

・ 肌
紫外線と同じように、ブルーライトは肌の深くまで浸透します。約1時間浴びると、色素沈着(日焼け)、シミの原因になるという研究結果も発表されています。
また、眼を酷使することで脳がストレスを感じると副腎皮質ホルモンの分泌が増えるため、肌のくすみの原因となります。
そしてメラトニンが減少し体内時計が狂うことによって、良質な睡眠がとれず、間接的に肌あれ・ニキビ・くすみ、肌の老化などが起こることもあります。
さらに、ブルーライトを浴びることにより老化の原因となる活性酸素が増加するとも言われています。
(参照:maico http://maico.maihada.jp/skincare-bodycare/20160726/)

対策

まずは浴びることを防ぐ「予防」を心がけましょう。身体が受けるダメージを可能な限り少なくすることが大切です。最近では、そのために利用できる便利なグッズがいくつも販売されています。ブルーライトカット効果のあるメガネや、液晶フィルムなどがこれにあたります。では、グッズを上手く活用しながら生活の中でブルーライトを浴びないようにするにはどうしたらよいのでしょうか。
以下にまとめてみました。

・ディスプレイの明るさを下げる
・ディスプレイの青明光のみ下げる
・ディスプレイに表示される文字を大きくし、距離をとる
・ブルーライトカット効果のあるグッズ(メガネ、フィルムなど)を使う
・就寝前のパソコン、スマートフォンの使用を避ける

ブルーライトが与える影響をよく知って、自分の生活スタイルに合った対策をおこなっていきたいですね。身体へのダメージを日頃の対策で軽減させましょう!
(参照:maico http://maico.maihada.jp/skincare-bodycare/20160726/)

 

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坂田 ひとみ株式会社ドクタートラスト

投稿者プロフィール

大学では臨床心理学を専攻し、メンタル不調に陥る前にできることはないのか疑問に感じました。働く世代のメンタルに興味をもつ中で「産業保健」という分野のドクタートラストを知り入社。医療職でなくとも働く世代を支えることができる仕事にやりがいを感じ、日々業務に励んでいます。
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】

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