メンタルヘルスの予防3つのステップ

「メンタルヘルスの取り組み」に関する企業アンケート調査結果

2012年度に実施された、第6回「メンタルヘルスの取り組み」に関する企業アンケート調査結果では最近3年間における「心の病」が「増加傾向」と回答した上場企業が37.6%、「横ばい」と回答した企業は51.4%でした。
これは前回調査にくらべ、増加傾向に歯止めがかかったことをあらわしています。
しかし、減少傾向は微増にとどまっているといえます。

メンタルヘルスの予防

実はメンタルヘルスの予防には3つの段階があります。
その3つの段階をどれもをキチンと行うことで、より改善を行うことができるようになります。
現状がどこに当たるのかをきちんと見極めたうえで対策をとる必要があります。
例として、どこの会社でも問題になるクーラーを例にしてみるとわかりやすいかもしれません。

■その1 『1次予防』

社員がメンタルを崩すことを「未然」に防止することです。
本人がストレスに対して、まずは自分で対策をとること。
企業としては、事前に職場でのストレスの原因を抑止し改善に取り組む必要があります。
これはクーラーが寒い職場に対して、本人がひざ掛けを使うなど防寒に対策をとり、職場では温度を上げたり、クーラーに羽をつけるなどして風邪を未然に防ぐ段階です。

■その2 『2次予防』

メンタルを崩しかけている社員を早期発見し早期対処を行ないます。
過重労働の社員がいないか。
ひやりはっとな事象はおきていないか。
事故がおきた、もしくはおきそうな問題に関して発生を防ぐための対策をとります。
これはちょうどクーラーの下で震えている社員を見つけて対策を採ること。
完全に風邪を引く前に会社としてできることをし、社員を守ります。

■その3 『3次予防』

メンタルを崩してしまった社員の治療と円滑な職場復帰のため、支援します。
産業医との面談を密にし、再発が起こらぬように支援していきます。
これは風邪を引いてしまった社員が、まだ風邪をひいているのに出社しようとしてないか。
なおって出社した後も、寒くて体を壊してしまうようなことはないか。
温度調整などをしっかりしておく必要があります。

メンタルの対策をきちんと打つことで元気な会社を

ほとんどの企業が現在2次予防の段階で対策を打っている状況であるかと思います。
しかし、本来は1次予防の段階で、改善していくことがとても重要です。
そのための産業医の職場巡視、衛生委員会の開催であり、それ以上に社員自身が、不調やストレスを相談しやすい環境を整えること。
そして周りの人が不調に気づいてあげられること。
これが結果として労働力の低下の抑止につながり、社員が健康で笑顔で仕事ができる、元気な会社につながっていきます。
そして何より3次予防。
この対応をきちんとすることが、結果として企業の成長につながります。
社員のSOSは会社のSOSと同じことです。
再発してしまい、それが蔓延し、それが普通になってしまうことだけは絶対に避けなければなりません。
社員が信頼しあい、コミュニケーションをとり、より良い企業を目指しましょう!

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